「黄桜よ、さっちゃん倒したら一緒に酒盛りしようぜ」
「！そ…そんな事は…」
「じゃーな」



黄桜の答え聞く間もなくヒーロー達は
さっちゃんを倒すために飛び立った。
黄桜はそれを見送ると黙って屋敷に戻る…



「…これでこの屋敷にも…私一人か…」



そして黄桜はたった1人、いなかった
人物を思い出して1人呟いた





「‥救世主マン、ごめんよ」




土蜘蛛の事を思い、今はここにいない
彼にぽつぽつと語る‥




「さっちゃん様はただ、君と
仲良くなりたかっただけなんだ
‥その方法か分からなかっただけで」




何故さっちゃんが土蜘蛛を
傍に置いていたか‥黄桜には
分かっていた





「君と私だけなんだよ、さっちゃん様が
バナナを与えた人物なんて」



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そしてその頃ヒーロー達は
さっちゃんのいる星へと
進んでいた‥
そしてその星は目の前に見えたが
その場所が問題だった



「さてとそろそろさっちゃんのいる星だが…！？何っ！？」
「「ぶ…ブラックホール…！！」」



その星のすぐ近くには…巨大なブラックホールがあった。
だがさっちゃんはすぐ近くの星にいるのだ…
天才マンは青い顔で黙り込んだが‥




「ふっ、もう止めはしない…行こうぜ勝利マン」
「けっ、らしくねーな」



ヒーロー達は進んで星へ到着した…
その星は美しい海にバナナが生っている
海の星であった




「こんな所にいんのか‥‥！？」



大ガマが辺りを見回していると
不吉のものを見かけた
そこには‥ビーチベッドに
寝転んでバナナジュースを飲むさっちゃん
その不吉な物とはさっちゃんの姿もそうだが！！




「りょ‥両腕が！！」
「「！！」」




くっつけられた両腕が離れていたのだ！！
そしてさっちゃんはヒーロー達に
気がついて振り向く




「煩いハエ共が、こんな所までわざわざ死にに来たか」
「「あっ！？」」


そう振り向いたさっちゃんの顔を
見て、ヒーロー達は驚いた。



「ちょっと男前になっただろう？うん？」



さっちゃんの顔には一直線に
真っ直ぐと大きな傷がついていた！！



「か…顔に傷…」
「も、もしやパワーアップするための猛特訓でできた傷に！！」
「何？どうして顔に傷が出来たかって？相変わらず聞きたがるやつらだな…」
「…誰か聞いたかおい」



大ガマがそう聞くと皆首を横に振る
父親似らしい