決着!さっちゃんの巻

「さてと、さっさとさっちゃんを追っかけてぶっ殺しに行こうぜ」
「なにこれ?」
「こんなこともあろうかとやつに発振器を付けておいた!これでやつがどこへ行っても分かる」
「い、いつのまに!?」


勝利マンはニヤリと笑うと
いつつけたのかを説明した。



「やつの手に挟ませた、接着剤の中に仕込んでおいたのさ!小型のやつをな」
「さっすが勝利マン!!」
「そこまでしてたか!!」



さて居場所がわかるのならばと
勝利マンが飛んで向かおうとしたその時、
彼の肩を天才マンが掴んだ




「よしっ行くぜ!!」
「待て勝利マン!!」
「何だまたテメーか今度はなんだ!?」
「こうしている間も我々の宇宙もさっちゃんの手下によって侵略されているんだ、何とかせねばならない!」
「‥私が撤退命令を出します」




まさかの黄桜が撤退命令を出す、と
言い出し大ガマは黄桜を睨みつける




「嘘なんじゃねーの?」
「いいえ‥これ以上罪を重ねるのは‥もう」
「‥なら信じるぜ」



黄桜の態度からして本当なのだろうと
信じる事にした大ガマはこくりと頷いた。
そして撤退命令を受けた兵士たちは
表宇宙から撤退して
表宇宙に平和がもどった
さぁ残るはさっちゃんを倒すのみ!



勝利マンは背中からレーダーを出すと
さっちゃんの居場所を確認した



「さてとさっちゃんの場所はと…ん?」



レーダーの反応はとある場所で止まった。



「止まりやがったどうやら決闘場所が決まったようだぜ」




その場所を覗き込んだ黄桜は
目を見開き驚愕した!!




「あっ!?!?」
「!?なんだ!?」
「い、いえ何も‥」
「変なの‥じゃあさっちゃんをぶっ倒しに!!」
「待ってください」
「またおめーか天才マ‥なんだ黄桜か」




さっちゃんが止まった場所に
黄桜は見覚えがあった‥
冷や汗をたらす黄桜に首を傾げつつ
勝利マンは今度こそ、と向かおうとすると
今度は黄桜が勝利マンをとめた。



「勝利マンさん、これを」


そこで黄桜は細長い筒に
入った何かを勝利マンに手渡した。
勝利マンは筒を受け取った途端、その中身が
何かがわかったのか笑って背中に直した。



「…ありがとよ黄桜」
「いえ…」
「俺は絶対に死なねーがお前の事は一生忘れないぜ?さすがは黄桜日本一、いや宇宙一だ」
「……!!」



黄桜はこの言葉を聞き‥罪悪感と
嬉しさが混ざった表情でポロポロと
涙を流した、
自分は敵なのに‥と
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