決着!さっちゃんの巻

結局中に入れて貰えなかった
トップマンはお茶の間で
お茶をしていた‥のだが
突然地震が起こり何事だと
窓の外を見る!するとそこには‥



「あぁっ!?べ、ベッドが飛んでる!」



天蓋付きのベッドが空を飛んでいた
それを見た黄桜は静かに告げた




「どうやら終わったようですね」
「なにっ!?」
「さっちゃん様が勝ったのです‥
さっちゃん様は決闘の間で倒した相手は
ベッドに寝かせて宇宙の果てに葬るのです」


その言葉にショックを受けてトップマンは
よろけたが、黄桜に掴みかかった



「じゃあ何か!?俺以外のヒーロー全員があれに乗せられ葬られたってのか!!」
「ま、間違いありません‥あんな大勢でひとつのベッドは可愛そうですが‥」
「えーっ!?やだぁぁ!!じゃあラッキー様も死んじゃったの!?うそー!!」




黄桜はよっこらせ、と腰をあげて
扉へ歩いていく‥




「では私は決闘の間の掃除へ
行かねばならないので‥」
「まて」



そんな黄桜の肩をトップマンが掴んだ




「俺も行く…俺一人でもやつを倒す!!」
「勝てっこありませんよ」
「そんなこと分かってるさ、しかしヒーロー協会の一員として何もせずに1人生き残る訳には行かないんだ」



そしてみっちゃんやです代も
ついて行くといいだし、黄桜は
決闘の間まで向かう‥
そして決闘の間の近くまで来た
黄桜は驚くものを見つけた




「ん!?あれは‥」
「‥っあ!!」


「よ、来たのか」



決闘の間の前にいたのは‥
なんと、トップマン以外の
ヒーロー全員だった
ひらひらと手を振る勝利マンに
何故、ベッドに寝かされたんじゃと
黄桜が目を丸くする中
トップマンは泣きながら飛びついた




「み、みんなー!!僕一人になったかと‥!!」
「さ、さっちゃん様は!?」
「ベットにねんねして逃げてったぜ」




そう、さっちゃんは勝利マンに手を
くっつけられてベットに乗り逃げていったのだ
そしてその際に部屋に閉じ込められたのだが‥



「ここって確かショクパンヨリフランスパンで
出来てて壊せないんじゃ」
「じゃあここで飢え死に‥!?」




そう騒ぐ味方を見ると、大ガマは
懐を探ってメダルを取りだした





「安心しな、俺がここから出してやる」
「何っ!?どうやって」
「これさ」




す、と目の前に出したのは‥
うんがい鏡の妖怪メダルだ
そしてそのうんがい鏡のメダルを
はめるとブラスターを壁に向ける




「発射!!」




ドン!!と音を鳴らして発射すると
輝く壁の向こうに部屋の外の
通路が見えた。




「おぉ!!出口が出来た!!」
「うんがい鏡は鏡の空間を使って
ワープさせてくれる妖怪‥
だからこの妖怪メダルを使えば
脱出可能なんだ、ほら行くぜ!」




‥とこの様にうんがい鏡のメダルを
使い脱出したのだった
1/5ページ
スキ