土蜘蛛の真実の巻

煙をあげながらもさっちゃんは
また大ガマにギルガメッ手を向ける!


「ラッキーマンめ…この私にこんな屈辱を与えるとは!!
許さんぞラッキーマン!!
この世の全ては私のものだそしてそれを邪魔するやつは殺す!!
次はその柱では防げんギルガメッシュだ!!」
「っ!」
「死ね!!ラッキーマン!!」




ギルガメッ手を向けたさっちゃんに
大ガマがもう駄目だ、と目を瞑ったその時!



「ふっ、何がこの世の全ては私のものだ」




天才マンの声が響き渡り
さっちゃんは天才マンの方を向き
意識が其方に向いて大ガマは
一旦危機を回避した




「…………ほっ、」
「サミット16世!たとえお前私たちの宇宙と裏宇宙を支配したとしてもお前には絶対に手に入らないものがある!!それは」

「愛だ」



その言葉に賛同する者がいた



「愛‥そう、愛!愛なのよ!!」
「なんだと?もう一度言ってみろ天才マン」
「貴様は愛だけは永遠に手に入れることは出来ん!!」



何かと思えば愛だと答えた
天才マンにさっちゃんは
鼻で笑うと右手を向けた




「この世に言い残すことはそれだけか天才マン」



消される、そう思ったその時声が響いた




「そうよ!愛よ!!私達は愛と正義のために戦っているのよ!!」



さっちゃんが右手を向けたその時、
ラマンちゃんが叫んだ
そしてそのまま彼女は愛を語る…



「愛する兄弟‥そう兄弟愛!」



そんな言葉に勝利マン、友情マン、努力マンは目を合わせて
スーパースターマンは真千子と拓内を思い出した



「そして親子愛」



三兄弟が思い出すのは、もちろん三本柱マン
そして大ガマは地球に残した今世での
家族を思った…



「そして友情愛」



友情マンと一匹狼マンが目を合わせて
大ガマが懐からメダルを取り出して
強く頷いた



「そして男女愛‥」



ラマンちゃんはその言葉と共に勝利マンに目線をやった
その言葉を全て聞き終えた大ガマは
強く頷いてさっちゃんに向かう




「お前も哀れな奴だ、なんて
寂しい奴なんだろうなさっちゃんよぉ」
「そして愛する人たちを守るため、愛する人の住む星を守るため…私達はあなたなんかに負けない!!」
「そうだ、必ず最後に愛は勝つ!!」
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