正義のパワーの巻

「…!!」
「うぉっ!?どわっ!!っと!!」



しかしここでやられている太郎では無い
大ガマに向けてパンチやキックを繰り出し
大ガマは慌てて交わしつつメダルを
懐で探す…




「次は…!!」




ビッ!!と次に出たメダルを
大ガマはブラスターにはめる




「”妖怪メダル、セットオン!!”」




はめたメダルは…




「”キュウビ”!!」



キュウビの声が響いたあと、
コアのルーレットが周り
軽快な音楽が流れ…音楽が
止まるとルーレットも止まる




『”HIGH”!!!』

「キュウビ!!いけぇぇぇぇ!!」




HIGHが出ると、大ガマはすかさず
太郎に向ける!!とブラスターの
発射口に炎が灯り、どんどん
炎は大きな火球となり…





「”紅蓮地獄”!!」

「うぉぉおおお!!!」




巨大な火球を、引き金を引いて
太郎に発射する!!と、太郎は
ギリギリで避けたが…




ドォォォン!!!!




「っ!!」




火球が地に衝突して爆発し、
爆発した衝撃で太郎は吹き飛ばされ
火傷を負いつつも立ち上がる…


…………………………………………………………………………………

「あ、あの太郎が押されてる…!
あのブラスターなんなんだ?」
「おのれ…」
「………」




大ガマと太郎が戦うその様子を見て
さっちゃんは唇を噛み締めていた
その様子を土蜘蛛が無表情で
見守っていると



ひゅー、ぽとっ!




「!」




何やら落ちる音が聞こえて土蜘蛛は
振り向いた、そこに居たのは…
動く歩道でさっちゃんの元へやってきた
スーパースターマンとケンちゃん




「(む?)」

「(こ、ここは…ひぃぃい!!)」
「よーしさっちゃん倒して目立つ!」

「(それは無理っぽ!!どうするっぽ〜!どうする…ぽ?)」




ケンちゃんが真っ青で慌てていると…
突然目の前に壁ができた
なんだ?と見上げるとそこには
服でスーパースターマンとケンちゃんを
さっちゃんから隠す土蜘蛛の姿




「(きゅ、救世主マン…!)」




何故こいつが隠してくれたんだ、と
ケンちゃんは土蜘蛛を見上げる



「(こ、こいつが隠してくれたっぽ…?)」
「…」
「(ぎゃー!消されるっぽ!…ぽ?)」



すると土蜘蛛は左手を向け
ケンちゃんは怯えて逃げようとしたが、
吸い込まれることは無く…土蜘蛛の
左手からは紐状に折りたたまれた
紙が出てきて、それをケンちゃんに見せた
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