世界を超えた我らの絆の巻

三兄弟がやられると、すぐに
さっちゃんの声が響き渡った



「ぶわーっはっはっは!!どうしたヒーロー協会の諸君!そこの星にあるドアは私の所へ直接繋がる入口だ!来るなら来てみろ!!ただし、越谷太郎を倒さねば入り口は開かんがな!!」



さっちゃんはそうは言っていたが‥
実はもう入っている者がいた、それは




「馬鹿なヤツださちこー!!もう私が倒しに行ってるぞー!!」
「こまったポ〜!こまったポ〜ッ!」
「いいかスーパースターバード!!さちこを倒して目立つ!!」
「無理ッポ〜!無理ッポ〜!!」



ケンちゃんと玩具のスーパースターマンであった
2人の存在は果たして助けになるのか‥?
そして三兄弟が沈められて、世直しマンが
会長の元に振り向く




「会長、もし奴のパワーに勝てるとしたら私だ」
「よっちゃん‥!」
「私が行く、後押ししてくれ超ちゃん」
「わ‥わかった」


ベルトに手をやり‥ヒーローパワーを
会長はよっちゃんに送る。




「うおーーーーーーーっ!!!」
「ヒーローパワーーーーーーっ!!!」




ヒーローパワーを浴びた世直しマンは
越谷太郎に突っ込んでいき‥
越谷太郎の顔にパンチを入れた!!
‥入れたように見えた‥だがしかし




「‥なに‥!?」



ズン、と倒れてやられたのは
世直しマンの方だった
世直しマンの腹にはヒビが入っており、
一方越谷太郎は平然としていた




「よ‥よっちゃん‥!」
「世直しマン、お前‥まで、」



親友を失い
親友の子も失い‥会長の目に涙が浮かぶ
大ガマも、盟友であり友である
三兄弟と世直しマンがやられて
怒りより先に‥絶望が湧いた。




「(嘘だろ、ここまで来て全滅‥か‥?)」



それは、全滅の可能性が見えた
事による絶望
‥だが会長は、声をはりあげた



「み‥みんな行くぞ!!奴を倒さなければ宇宙の平和はないんだ!!全員の力を合わせるんだ!!」
「!!よせ!!」



ここで突っ込んでは全滅だ、と
大ガマが止めようとしたが
既に遅し



「ヒーロー協会ばんざーーーい!!!!!」
「「うおーーーっ!!」」
「あぁ‥っ!!」




大ガマが咄嗟に目を瞑ったその後に
バキ!!ドコ!!グシャ!!と
鈍い音が響いて‥次に大ガマが
目を開くと、そこは地獄絵図だった





「‥ぁ‥っ!」




辺り1面血の海、そしてその血の海に
沈む仲間たち‥大ガマは初めて、
戦場で‥いや



”また”、震えて絶望した
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