季節外れのクリスマスの巻

「そしてほかの皆さんにもおもちゃになってもらいまーす、そのオモチャをさっちゃん様に届けるのがワシの指名なのでーす!!さぁ!!入るのでーす!!」



三太がまず最初に袋を向けたのは‥!!



「さっちゃん様が1番欲しがって
いるおもちゃはラッキーマンの
おもちゃでーす!!なので
ラッキーマン!早速おもちゃに
なるのでーす!!」
「何っ!?うぉぉっ!!」



さっちゃんが1番厄介だと
感じている大ガマであった!!
さすがの大ガマも袋に吸い込まれそうに
なり、目を瞑ったその時




「ラッキーマン!!」
「!世直しマン!」
「うわっ!?」




世直しマンが大ガマの手を掴んだが
世直しマンの体も浮かび
吸い込まれそうになる!
そしてヒーロー達が次々
吸い込ませさせはしないと
手を繋いでいき‥
最後の1人で止まった、その1人とは




「うぉぉぉぉおーーー!!!!!!」
「ど、努力マン…!!」

「何っ!?」




努力マンであった
ラマンの手を掴む努力マンは
ビクともせずにヒーロー達を支えていた




「あ、ありえん!この袋の吸引力に耐えられるはずが!!」
「この両方で60トンの鉄ゲタはそんな袋に容易く吸い込まれるほど軽くはない!!こういう時のために踏ん張る力は脚力だ!!この鉄ゲタを履き続け、鍛え抜いてきた脚力だけは何にも負けん!!」

「そしてこの努力マン、我慢・忍耐・努力でもな!!!」




そんな努力マンに三太は舌打ちをして
鞭を取り出す。




「く、くそっ…!!」
「!!」



三太はソリに乗ると努力マンの前にゆき…
努力マンの頬を叩いた!!




「ぐっ!!き…貴様!」

「いつまで我慢できるかな!お前はそうしている状態が精一杯で動けん!!このムチでズタズタに倒れるその時!全員がさっちゃん様のオモチャとなるのだ!
さぁ!!くたばるがいい!!!」




何度も何度も鞭で叩かれ努力マンは
体や顔から血を流す、が
その手は離さずに強く握る。




「ど…努力!」
「くそっ、この状態じゃ動けねぇ!!」

「ま、負けるかーーーー!!!!」
「こ、こいつとっくに気を失っててもいいはずなのに本当に我慢強いな!!仕方あるまい良い子のアイドル三太さんとしてはこんな手を使いたくなかったが!!」




距離をとると、鋭くとがった
ソリを指さしてニヤリと笑った




「このソリは先がナイフになっていてな?1度目標を決めたらどこまでも追いかけそいつを突き刺す!!だがお前は動けんがな!!
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