デコレーション•ハリー!の巻

天才マンにそう告げられた
ハリーは冷や汗を垂らすが
自分を奮い立たせた。



「何をたわけた事を!はったりだ‥!こうなったらワタクシの最大の攻撃!!針千本攻撃だ!!!!」

「えっ、針千本!?」
「ゲコ?…おめぇまだ怖い訳…」



針千本、と聞いた勝利マンが
縮こまるのを見て大ガマは
苦笑して勝利マンの元にしゃがみ込んだ。



「デコレーション・ハリーか‥ふっ、可哀想な奴だぜデコレーションは英語で飾りの意味‥」
「いくぜ天才マン!!針千本ーーー!!!!」

「ふっ‥無駄なことはやめろ!!







デコレーション・ハリー!お前は名の通り飾りでしかない!!」
「ドキッ!?」



天才マンにそう見抜かれたハリーは
心臓を抑えて飛び上がった
そして天才マンはそのトリックを
解説しだした。




「私が手、足、顔に受けた針!その針を飛ばしたのはお前ではない!!会場の女の子たちだ!!」
「「ッ!!」」



その発言にハリーも女の子達も
目を見開きショックを受けた。
そう、その通りだったのだ
トリックはこうだ…女の子達の
持っているペンライトには
毒針が発射できる仕掛けがあり
ハリーが合図すると女の子は
毒針を発射し攻撃するように
指示されていた…これがトリックだ





「ふふ‥はははは!!その通りだ天才マン!褒めてやるぜ!!しかしトリックを見破ったところでお前には何も出来ん!これから私のファン全員がお前に向け針を飛ばす!!毒付きの針をな!!見破ってもこれは避けられまい!!おまえのカッ!!で彼女らを消せばよかったのにな、ふふ‥」



にやにやと笑いながら女の子達が
ペンライトを向ける
しかし天才マンは可憐に笑う




「馬鹿を言え…女性に手を挙げるなんて
事を私が出来るわけないだろう」
「「ぽっ…♡」」




そして会場中の女の子が
毒針を発射し…





「ぎゃぁぁああ!!!」




断末魔が響いた。
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