激突!土蜘蛛vs大ガマの巻

土蜘蛛と大ガマが戦うその様子を
さっちゃんはモニターから見ていた…



「ふっ‥救世主マンよ所詮は
その程度の男‥せいぜい
相打ちになれば良い所か
黄桜分析を急げ、あれではもたん」
「ハッ!!」



さっちゃんが土蜘蛛をヒーロー達の
元へと行かせた理由‥それは大ガマ
の弱点を分析するためだった
そう、土蜘蛛は時間稼ぎのために
行かされたのだ…




「ラッキーマンと戦う事になったのは
我々にとっても幸運…ラッキーマンが
傷を負えばこちらが有利になる
黄桜、弱点は」
「今探っております」



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
そしてさっちゃん達の目の前の
モニターの中では大ガマと土蜘蛛が
必殺技をぶつけあったが必殺技は
相殺されてしまい…戦いは殴り合いになり
パンチを繰り出しあい戦いを続行していた。



バキッ!!ドゴッ!!ゴスっ!!



「ラッキー、パンチッ!!」
「救世、拳ッ!!!」



バキィィッ!!!



殴りあっているうちに痣や傷が増えて
行くが構わずに殴り合う二人
その白熱とした戦いにヒーロー達は
手に汗を握ってその戦いを見守っていた




「頑張れー!!ラッキーマン!!」
「師匠ぉぉぉ!!!」




その戦いに声援を送るヒーローもいれば…
土蜘蛛vs大ガマの戦いを見て
大ガマと互角に戦える者がいるとは、と
唾を飲み込む者もいた。




「救世主マン…ラッキーマンの好騎手
とは聞いていたがまさかあそこまでの
実力とはな」
「ラッキーマンと互角にやり合える
救世主マンも1番に近い実力とも言える」
「だが一番は俺だー!!」

「っこのままでは…!!」




殴り合っていた土蜘蛛と大ガマ
埒が明かない、このままでは相打ちに
なると感じた土蜘蛛は大ガマの腕を
掴むと勢いよく彼を押し倒した



「っう!」
「かくなる上は!!この左腕を使うのみ!!」
「!!」




そう叫んで振りかざしたのは…救世手!!
救世手を振りかざした土蜘蛛に
土蜘蛛が救世手で大ガマを吸い込む気だと
知ったヒーロー達は顔面蒼白になる。





「「ラッキーマン!!」」
「師匠っ!!!」


「吸い込む気ならあんたも一緒だ!!」
「何っ!?」




自分を吸い込む気だと知った大ガマは
咄嗟に髪を土蜘蛛の体に巻き付けた。
これで土蜘蛛と大ガマは繋がりあい
土蜘蛛が大ガマを吸い込めば
土蜘蛛も…!!
しかし土蜘蛛はもう構わん、と
救世手を大ガマの目の前に突きつける






「共に地獄行きだラッキーマンよ!!」






大ガマが覚悟をして目を瞑ったその時






「もういい、救世主マン」
「!さっちゃん様!?」





要塞からさっちゃんの声が聞こえてきた。
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