突入、裏宇宙の巻

大ガマがこっち矢に聞くがこっち矢にも
分からず迷っていると…
ぱっ!と巨大要塞が現れた。



「なにっ!?」
「え!?あの要塞!!」



突然どこからともなく巨大要塞が現れ
たじろぎ警戒するヒーロー達
しかしその中から聞こえた声に戦闘態勢に入った



「あっちのヒーロー協会の諸君!吾輩さっちゃんはこの中だ!しかしここにたどり着けるかな?」
「(さっちゃん!!会いたかったぜ!!)」
「行くぞみんな!!」
「「おぉーーー!!」」

「!!あそこか!ようし俺も…ん?」



ヒーロー達が早速要塞を向かっていく
のを見て大ガマもそれに気がついて
飛んでいこうとした…が




「…なんだありゃあ」




ヒーロー達よりも反応が遅かったからか…
大ガマはいち早くその妙な光景を
目にする事になった
その妙な光景とは…




「要塞が走ってら」



要塞に足が生えて走っているのだ
そしてその要塞をヒーロー達が
追いかけている様子…



「だから追いつけねーのな…」



ふむ、と大ガマがその場で考え込んでいると
要塞がこっちへ向かっていくことに
気がついて大ガマは…



「だったら足止めだよな」



ニヤリ、と笑い要塞に手のひらを向けると…





「”大滝の術”!!!」





要塞の走る先の地面を大滝の術の
水で濡らして水浸しにした、
すると濡れている地面に足を取られた
要塞は…





ドーーーーーン!!






大きな音を立てて転んだ!
いきなり要塞が転び飛ぶのをやめて
ヒーロー達は要塞に近寄る。



「なにっ!?要塞が倒れた!!」
「ラッキーマンが床を濡らした
おかげで要塞がすっ転んだのさ」
「さすが師匠!!予測して足止めするとは!」
「いち早く気づけたのがラッキーだったぜ」




ブイサインを出して微笑む大ガマ
そうしていると要塞の中から
声が聞こえてきた
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