突入、裏宇宙の巻

「ラッキーマン!…こ、これは!?」
「さすがは師匠!!もう敵を倒しているー!!
しかもこんなに大勢を1人で!」



ヒーロー達が隠し扉へ突入して行くと…
もう既に敵が全員倒れふしていた
そして敵が倒れ伏すその中心では大ガマが
傷一つない様子で汗を拭い、
ハチマキを結び直している姿があった




「……………邪魔すんじゃねぇ」




ギラ、と赤いその紅玉の様な目を
光らせて大ガマは倒れ伏す敵を睨みつける
そしてその様子をモニターから見ていたのは…




「あの量の兵士をあの短時間で倒すとは…
あの男は一体何者だ救世主マン」
「たった一人で倒したあのヒーローの
名はラッキーマン…向こうの宇宙一
と言われる男でございます」
「ほぉー」




バナナをかじるさっちゃんと
その隣に跪く土蜘蛛と黄桜だった
そのモニターの向こうでは大ガマが
ハチマキを巻き直し終わって
空間の向こうを眺めていた




「しかし真っ白で何も見えねぇな」
「おい三本柱マンを殺したさっちゃんてのは何処にいるんだ!!」
「そ、それは言えん‥!」
「吐かねーとぶっ殺すぞ早く言え!!」



ナイフを取り出されれば兵士も
怯えて観念した‥



「わ、わかった言う‥さっちゃんのいる所は‥!」


いる所は、と全て言う前に兵士はキュー‥
という音とともに消えてしまった。


「く、くそっ!!おいお前!!さっちゃんの居場所はどこだ!!」
「えっ、さっちゃん‥ま、まさかお前らあのさっちゃんを倒しに来たのか」
「ああそうだ!!親父の仇だ!!」
「む、無理だ勝てるわけない‥!」
「うるせー!!俺は勝利マン!!絶対負けねぇ!!」


「ふふ‥さっちゃんに勝つか‥そしたら俺達も自由に平和に暮らせるのにな‥」
「!!」



諦めたかのように笑ったその兵士に
力で操られているという事に気がつき
勝利マンはこくりと頷いた



「‥あぁ、必ずさっちゃんを倒してお前らを自由にしてやる!!だからさっちゃんの居場所を教えろ」
「さ‥さっちゃんのいる場所は‥」



全て言う前にまた兵士は消えた。
ならばほかの兵士に、と聞きこもうとしたが
兵士はみんな消えてしまった


「兵士が全員消えた!!」
「ふっ、相手はブラックホールを操る男だ空間そのものも操っている兵士を消すくらいなんてことない」
「そしてその力による恐怖によって支配している‥なんてやつだ許せん!!」
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