スーパースターマン誕生の巻

「「ラッキーマンと努力マン参上!!」」
「ん?どうでもいいけどお前らかっこわりーなーヒーローっぽくねーよ」
「んだとぉ!?」
「努力、ムカつくのわかるけどガキの言うこと真に受けんなよ」


スーパースターマンの言葉に
カチン!!ときた努力マンを制して
普通星人に向かう



「道理でおかしいと思ったらお前らが本物の地球のヒーローか!!」
「そういうこと!」
「何言ってんだ俺だ俺ー!!だいたい何よその胸のマークとハチマキ!!努力に大吉だぁ?笑っちゃうよ!!」
「こんにゃろ〜!!」
「ほっとけっつの、俺のファッションが
わかんねぇとはガキだぜ」
「特に努力はねぇよな!!今どきそんなの流行んねーよ今は楽してかっこよくって話よ!!」


スーパースターマンのその口に
とうとう堪忍袋の緒が来た努力マンは
スーパースターマンの元へと突っ込み始めた



「もうゆるせーん!!」
「な、何をするのかな暴力は行けないな!!」
「うるせー弱いくせに!!」
「あーあ…お、これスーパースターカッター?星型とは洒落てんな」


スーパースターカッターに興味を
示していた大ガマはそれを持ったまま
先程からほっとかれている普通星人の
元へと歩いていく



「おう待たせたな」
「待たされたぞほんとに」
「んじゃやるかね」


鋼鉄製のカッターをいとも簡単に投げて
命中させ、大ガマはこれまたあっさりと
普通星人を倒して喧嘩をする
スーパースターマンと努力マンに歩みよる



「おーい終わったぞ努力」
「えっ師匠いつの間に!?お見逸れしました!!」
「ははは宇宙人め私のスーパースターカッターでイチコロだー!!」
「コラー!!そいつやっつけたのは師匠だろうが!」
「ほっとけっつーの努力!!もうどうでもいいって終わったんだからよ、冷静に対処すんのが大人ってもんだぜ」
「し…しかし師匠!!」
「ほらほらラッキーマンも私が倒したと認めてる!!」
「だがよォ、これだけは言わせろ」



ぎろり、とスーパースターマンを
睨みつけると大ガマは口を開く



「ヒーローやんのは勝手だがせめて自分の身は自分で守れるようになれよ、邪魔だし俺たちがやってんのはヒーローごっこじゃねぇんだ、地球を守るためにガチでやってんだただ目立ちたいだけで前戦に立たれんのは迷惑だぜ」



この台詞は…かつて大将として戦い続けた
大ガマだからこそ言える言葉であると
言っても過言でもないであろう



「なにぃー!?」
「そうだそうだ師匠の言う通りだー!!」
「んじゃ戻るぜ努力マン」



こうして大ガマの活躍により
これまた地球の平和が守られたのである
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