蜘蛛の糸引く救世主の巻
「どりゃーーーーっ!!!!!」
努力マンは土蜘蛛にパンチを食らわさんと
突進する…が、次の瞬間土蜘蛛の
姿は消え努力マンの後ろに立っていた
「!?……今、あいつ…」
大ガマはその様子に目を疑った
ただ避けた訳では無い…今…
確実に消えた!!
「(み…見えなかった、この目でも
見えなかった!今度は見切る!!)」
今度こそは、とキックを繰り出すが
また土蜘蛛は消えて努力マンの
後ろへと現れる…これを繰り返して
いる様子を見た一匹狼マンが呟いた
「す…スピードじゃない!」
「ああ、スピードじゃない…
あの野郎一瞬この世から消えてやがる!」
「………お前…!!」
目の前で交戦する土蜘蛛に
大ガマは固唾を飲んだ…
こんな力、前世では土蜘蛛は
培ってはいなかった…
「(もしかして別人なのか?
…それとも転生して手に入れたのか…?)」
そう考えていると…初めて土蜘蛛が
大ガマの前で口を開いた
「どうした、この宇宙のヒーローの
実力はこんなものなのか」
「〜…っ!!!」
土蜘蛛の声を聞き、大ガマは
大きく目を見開き息が止まる…
ドッ、ドッ、と早く心臓が高鳴り
息が早くなる…
あの爽やかだが低い男の声
前世で幾度も幾度も聞いては
何度も名を呼ばれた声
「(別人なんかじゃなかった)」
大ガマは確信した
別人では無い…
ああ、やはり目の前にいるのは…
「(…あんたは…やっぱり、土蜘蛛だ!!)」
やはり土蜘蛛で間違いないと
大ガマは確信し……息を飲んで
試合を見る…
土蜘蛛は低い声で努力マンを挑発する。
「努力する事がお主の得意とする
事であろう?ほれどうした持ち前の
努力で攻撃してくるがよい」
しかし努力マンはニヤリ、と笑う
「………………いくら攻撃しても相手が逃げ回るだけの臆病者じゃあな…」
「…」
努力マンに挑発をされて
土蜘蛛は無表情のままで答える
「よかろう、次はお主の技を
受け止めてやろうぞ」
「ならばこれを受けてもらおう!!」
グッ、と努力マンは後ろに大きく
片足を振り上げた!!
「真空鉄下駄大回転かかと落とし!!!」
真空鉄下駄かかと落としがパワーアップ
したであろう技を、ぐるりと足を
ぶん回して蹴りあげようとしたが
「……………」
「何っ!?」
土蜘蛛はそんな努力マンの足技を
容易く片手で受け止めたのだ!!
努力マンは土蜘蛛にパンチを食らわさんと
突進する…が、次の瞬間土蜘蛛の
姿は消え努力マンの後ろに立っていた
「!?……今、あいつ…」
大ガマはその様子に目を疑った
ただ避けた訳では無い…今…
確実に消えた!!
「(み…見えなかった、この目でも
見えなかった!今度は見切る!!)」
今度こそは、とキックを繰り出すが
また土蜘蛛は消えて努力マンの
後ろへと現れる…これを繰り返して
いる様子を見た一匹狼マンが呟いた
「す…スピードじゃない!」
「ああ、スピードじゃない…
あの野郎一瞬この世から消えてやがる!」
「………お前…!!」
目の前で交戦する土蜘蛛に
大ガマは固唾を飲んだ…
こんな力、前世では土蜘蛛は
培ってはいなかった…
「(もしかして別人なのか?
…それとも転生して手に入れたのか…?)」
そう考えていると…初めて土蜘蛛が
大ガマの前で口を開いた
「どうした、この宇宙のヒーローの
実力はこんなものなのか」
「〜…っ!!!」
土蜘蛛の声を聞き、大ガマは
大きく目を見開き息が止まる…
ドッ、ドッ、と早く心臓が高鳴り
息が早くなる…
あの爽やかだが低い男の声
前世で幾度も幾度も聞いては
何度も名を呼ばれた声
「(別人なんかじゃなかった)」
大ガマは確信した
別人では無い…
ああ、やはり目の前にいるのは…
「(…あんたは…やっぱり、土蜘蛛だ!!)」
やはり土蜘蛛で間違いないと
大ガマは確信し……息を飲んで
試合を見る…
土蜘蛛は低い声で努力マンを挑発する。
「努力する事がお主の得意とする
事であろう?ほれどうした持ち前の
努力で攻撃してくるがよい」
しかし努力マンはニヤリ、と笑う
「………………いくら攻撃しても相手が逃げ回るだけの臆病者じゃあな…」
「…」
努力マンに挑発をされて
土蜘蛛は無表情のままで答える
「よかろう、次はお主の技を
受け止めてやろうぞ」
「ならばこれを受けてもらおう!!」
グッ、と努力マンは後ろに大きく
片足を振り上げた!!
「真空鉄下駄大回転かかと落とし!!!」
真空鉄下駄かかと落としがパワーアップ
したであろう技を、ぐるりと足を
ぶん回して蹴りあげようとしたが
「……………」
「何っ!?」
土蜘蛛はそんな努力マンの足技を
容易く片手で受け止めたのだ!!