聖なるヒロインの巻

そしてトーナメント表は以下の通りとなった
第1試合目 大ガマvsセーラーマン



「(………あいつは本当に土蜘蛛なのかな…)」
「ほうれん草食べて頑張ります」



第2試合目 男のロ・マンvs?マン



「このトーナメントで1位になる…
それこそが男のロマン」
「(俺だよな!俺!)」



第3試合目 勝利マンvs修正マン



「このマンガの主人公を私に
修正してやる」
「勝ーーーーーーつ!!!!」



第4試合目 スピードマンvs一匹狼マン


「ガル〜っ!!」
「シャー!」



第5試合目 救世主マンvs努力マン



「…………………」
「努力努力ー!!」



第6試合目 トップマンvsナイスマン



「トップを目指す!」
「ナイスな相手だ!」



第7試合目 スペードマンvs友情マン



「スペードとハートの勝負だ」
「今回は友達の力を借りちゃおうかな?」




第8試合目 天才マンvsぼっちゃんマン




「ふっ」
「…(ニヤリ)」




トーナメント表が発表され
さぁいよいよトーナメントも
始まるかと思われたがここで
会長から重大発表があるという



「(…あいつは5試合目か)」
「このトーナメントは単に順位をつけるだけでは無い、まずトーナメントで3位になったものには!!」



会長の声とともにひしょ香ちゃんが
布を取り払う、そこには‥



「賞金10万宇宙円と伝書バトヤホテルの宿泊券をペアで差し上げます」
「「だぁ〜っ!?」」



なんとホテルのチケットが2枚
どうやら商品が届きあるらしい
勝利マンは肩を透かした。



「な、なんだそういうことか‥」
「くだらねー!!勝負をなんだと思ってんだ」
「でも貰えるんだからラッキーじゃねーの」



ラッキーマン事大ガマの姿を
ちら、と見たひしょ香ちゃんは
ホテルのチケットを抱きしめた



「(そしてもしラッキーマン様が
3位だったらこのひ・しょ・香と…)」
「そして2位になったものには
賞金50万宇宙円とどこ山岡の
ダイヤモンドの指輪!!」
「へぇー洒落てんねぇ」



ヒュー、と口笛を鳴らす大ガマ
そしてまたひしょ香ちゃんは
妄想にひたる




「そしてもしラッキーマン様が
2位だったら…」



また妄想に浸る、海岸に経つ
大ガマとひしょ香ちゃん
そして頬を染めた大ガマが
指輪をひしょ香ちゃんに嵌め…



「ら…ラッキーマン様…
こ…この指輪は…けっ…結婚指…」



大ガマはひしょ香ちゃんに
ニカッ、と明るい笑顔を向けた



「そういうこった、俺と共に
生きてくれるかい?」


「ひしょ香くん?ぼーっとしてないで
次の発表!!」
「ひしょ…」




妄想の途中で話しかけられて
不満気な表情になりながらも
ひしょ香ちゃんが1位の商品の
横へと経つ
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