やり直しと運命の再会の巻

ひしょ香の前に立ち彼女に
飛んできた物を受け止めて
地面に叩きつけているのは…



「レディには優しくしなって
親には教わらなかったのかい?」
「(ラッキーマン様…)」




ひしょ香ちゃんが想いを寄せる人…
大ガマ事ラッキーマン、その人だった
ひしょ香ちゃんは目の前で
自分を庇ってくれている大ガマに
ぽっ、と頬を赤くさせていた




「「ら、ラッキーマン!!」」
「ちょっとーー!何よあの女!!
ラッキー様から離れなさいよー!!!」



ヒステリックに叫んでいるのは…
もちろんみっちゃんである



「な、なんだ?あの二人できてんのか?」
「だったら完全に不正じゃねーか」
「別にできちゃいねー」
「ひしょ〜っ!?」



出来ている疑惑を即で否定されて
ひしょ香ちゃんはずっこけた。



「大体よぉ、秘書として就任した
ばっかの新人のひしょ香に
トーナメント表を作るなんて大仕事
いきなり任せる会長が悪いんだろうが
新人ってーならこういう仕事は任せたり
しないはずだぜ?いきなりは」
「ふっ、その通り」
「天才マン」




大ガマの言葉に賛同して出てきたのは
天才マンであった、彼は前髪を
指で解きながらつづける




「このトーナメントではより優れた16人が残る事は出来ない…これはトーナメントという形式を取った会長のミスと言ってもいいだろう」
「それならそのミス償えよー!!!」

「ふっ、いいだろう‥つまりエントリーされた16人から正式なヒーローを決めればいいのだな?その16人、一瞬で決めてやる」


「行くぜ!!」

「「!!」」




キラリ、と彼の額の月が輝き
カッ!!が来ると察した
大ガマは咄嗟に超シールドを
貼る体制を摂る




「一般人には危害を加えずヒーロー認定証を授かるのにふさわしい16人目までがぎりぎりで避けられる『カッ』!!!」



カッ!!が発射されると大ガマは
すぐにシールドを貼った。




「”超シールド!!”」




超シールドを貼ればカッ!!は
ガードされる…
大ガマが周りを見てみると
努力マンといった味方は
それぞれガードしており
ヒーロー席にいたヒーロー達は
多くがバタバタと倒れていった



「安心したまえ、気絶する程度のカッ!!だそして私を含むトップ16は無事だ‥その無傷の16人が認定証を受け取るに相応しい16人‥」
「随分と器用なことが出来やがる」
「…そして!!」



カッをやめ‥目の前の残ったヒーローたちに指を指す。



「そして、私以外の16人は彼らだ!!」
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