友情vs孤独の巻

話を全て聞いた友情マンは
涙を流しながらも頷いて
一匹狼マンに手をさし伸ばす




「『友達なんかいらない』…嘘だね。友達が欲しくなければ自分からそんな話するもんか!
私と友達になろう!そして真の友情というものを教えてやる、
その谷底に落とした男を一緒に探そう」

「、友情マン…!」

「さあ、握手だ。私は一度握手した友の友情は絶対に踏みにじらない」




一匹狼マンは友情マンの手を
握るかと思いきや…




パシッ!!!




「「あ!」」




叩き落とすと友情マンを
睨みつけて叫んだ。




「この世に真の友情などあり得ない!!そんな物を信じるお前は馬鹿だ!!信じられるのは自分だけだ!!」




握手の手を払いのけられたその瞬間…
友情マンの表情から笑顔が消え…
友情マンの体が光り出した!!




「うぉぉぉぉっ!?なんだ!?」
「「なにーっ!?!?」」




勝利マンを覗いたヒーロー達は
友情マンの変化に驚いた…
光がやんだ友情マンの姿は…
まるで鬼のような姿になっていたからだ
大ガマは大きく口をあんぐりとさせて
友情マンの変化に呆然としていた



「な…なんだあれ、鬼みたいだ…」
「あの友情の姿を見たのは220年ぶりだ」
「!!」
「恐ろしいことになるぞ見てろ努力‥」
「‥兄さん、まさか兄さんが天才マンの他にもう1人決着の着いてないヒーローがいるって言っていたのは‥


友情兄さん‥!!」
「何?!」
「…ふふ」




勝利マンは意味深げに笑い
友情マンの試合に目線をやる…
試合に目線をやると、友情マンの
胸のマークが友情から情熱に変わり…




「情熱キーーーーーック!!!」




キックを一匹狼マンの足へと
命中させた!!
一匹狼マンは塀に叩きつけられて
足を折ってしまう…だが
友情マンは一匹狼マンの前へと
来るとナイフを取りだし
ナイフで突き刺すかと思えば…




「…」
「!?一匹狼マンにナイフを!!
何考えてんだ!?」




そしてナイフを渡すと
自分の足を指さし、
大ガマは目を丸くさせて驚いた




「自分の足を刺せって言ってやがる!!」
「(こ、こいつ…!!しかし俺も
狼を名乗っている以上スピードには
自信がある!!やってやる!!)」




一匹狼マンはナイフを友情マンの
足に突き刺した…足を突き刺されても
尚友情マンは微動だにしなかった
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