慕う者同士!努力vs天才の巻

ごくり、と唾を飲み込み大ガマの
言葉を待つ‥‥
部屋の中で大ガマは大きなため息をついた




「あのなぁー‥んな野暮なこと
聞くんじゃねぇよ、そんなん
答える訳ないだろ」
「!?」




答えるわけない
まさかの答えないという返答に
思わず固まった。




「(‥‥‥師匠、)」



もしかしたら自分が選ばれるかも、と
期待していたが‥大ガマが
答えてくれなかった事にショックを受けた。
そして先程の天才マンとの会話を
思い出して‥‥不安を覚える




「(もしかしたら私は師匠に信頼して
貰っていないのでは)」





もしかしたら自分は信頼されていないのでは
という不安を覚えて‥拳を握った
すると大ガマの部屋から会長の
声が聞こえてきた




『い…以上のように対戦表は決定した、そしてもうひとつ決めたことを発表する!!今ヒーロー認定証を持っているものもその認定証の効力を取り消す!!そして新たにここH-1グランプリで16位以内になったものにのみ新認定証とわしのヒーローパワーを与える!!』
「んだと?」
「(何っ!?)」



会長のその発表に、自室のヒーロー達は
驚愕する。
それは努力マンもであった



「と…言うことは天才マンにに
勝たなければ私は正式なヒーローでも
なくなってしまうのか!?
ああどうしたらいいんだ…!!」




大ガマと信頼対する不安も加え
まさかのヒーローでもなくなってしまう
可能性が出て努力マンは冷や汗を垂らす




『ではトーナメント出場者は
すぐに試合場に集まりたまえ』
「よし、いくか」
「っ!あ、」




ガチャリ、と大ガマの部屋の扉が開き
気まずそうに努力マンはたじろいだが
大ガマとぼっちゃんマンは揃って出てきた。




「ん?よぉ努力、偶然だな」
「は、はぁ‥偶然ですね‥」
「お前天才マンとやるんだろ?
気合い入れてけよ?
タダでは行かねーぜあいつ」
「はい‥」
「先生ー!いきまちょー!」
「お、おう!?わかったわかった、
引っ張るなよ!」
「「‥‥‥」」




大ガマを引っ張り先に行く
ぼっちゃんマンを見つめながら
努力マンはそこに佇んでいた。




「‥‥‥」




その後ろ姿を見ていたのは‥
天才マンであった
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