新ヒーローでちゅの巻

大ガマとぼっちゃんマンは少し遅れて
ヒーロー試験センターに到着した。
ドームには監視カメラが着いており
不正行為や怪しい行為をした者は
その場で失格、時間は1時間…



「では初めっ!!」



初めの声がかかり、大ガマ含めた
ヒーロー達は用紙を裏返した。




「(………ヒーローに関する問題ばっかだな)」




問題を1から100まで流し見て…
分かるものにはすぐに回答をつけたが
分からないものはどうするか、と
悩んだ末に…




「(ここは俺のもひとつの武器に
頼るしかねぇな、運頼りだ)」




分からないものには適当にうん頼りで
回答をつけて、大ガマはペンを置いた。
大ガマがペンを置いたその時
モニターから音声が聞こえてきた



『出来たものからひしょ香くんに
渡して自動採点機で採点し
ホテルに戻ってよし!最も
戻っていいのは95点以上の
合格者のみ!!』
「(マジかよ)」



95点以上、と聞き少し躊躇ったが
大ガマは立ち上がった



「出来たーっ!!」
「おおさすがラッキーマン!!」
「ほらよ採点してくれ」
「ひしょ…」





大ガマから用紙を受け取り
自動採点機に入れた、
自動採点機が出した点数は…





『100点』
「よーっし!!やったぜ!!
ほんじゃあみなさん頑張れよっと…」
「余裕だな」
「世直しマンに勝ったしな」




ひらひらと手を振って大ガマは
ヒーロー達の憧憬の目を向けられながら
ホテルに戻ろうとしたその時、
後ろから転げ落ちる
騒がしい音が聞こえてきた。




「いで!!」
「お!?ぼっちゃんマン
お前もできたのか」
「ボクお坊ちゃん育ちだから
家庭教師つけてもらっていっぱい
勉強したんでちゅ!」




自動採点機が出したぼっちゃんマンの
点数は…『99点』だった。



「おぉ、すげぇじゃねぇか99点」
「よかったー!!でちゅ!!」



無事に合格したぼっちゃんマンと
大ガマは試験会場を後にした。
そしてホテルに変える途中大ガマは
ふとぼっちゃんマンに提案を投げかけた




「さてと、試験終わったしどうだ?
俺の部屋来て1杯やるか」
「え!?いいんでちゅかー!?」
「せっかく弟子になったんだ、
歓迎してやるよ………っておい大丈夫か」



そう話しながら歩いていた
ぼっちゃんマンと大ガマ
だったが、途中でぼっちゃんマンが
コケていた。
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