新ヒーローでちゅの巻
努力マンの叫びに気がついた
大ガマは咄嗟に腕を頭上にあげ…
バシッ!!!
「ふー……危機一髪」
柱を両手で受け止め何とか危機を
回避したのだった。
周りの試験受験者は上に向けて叫んだ
「危ねーな建設中だからって!」
「コラー!!気をつけろー!!…あれ?上に誰もいない」
「建設中の事故だろ……おい、チビ大丈夫か」
「…はっ!」
大ガマは柱を地面に放り投げて
足元で縮こまっていたぼっちゃんマンに
声をかけると、ぼっちゃんマンは
涙ながらに大ガマにしがみついた
「ラッキーマン先生ー!助けてくれてありがとうございまちゅ!先生が助けてくれなかったら、僕は下敷きになってまちた!」
「礼はいらねーよ、ヒーローとして
当然の事だろ?」
「さすがラッキーマン!」
「世直しマンに勝ったしな!!」
「よせやい」
周りの受験者が大ガマを褒め称える
そしてその騒ぎにホテルに戻ろうとした
努力マンたちも駆け寄ってきた。
「さすがは師匠ー!!落ちてきた柱を
すかさず受け止めてぼっちゃんマンを
助けるとは早い身のこなし!!
努力してるなぁ!!」
「本当に反応が早かった」
「………」
大ガマにしがみつくぼっちゃんマンの
事を…真顔でただ1人、天才マンは見つめていた
「先生は僕の命の恩人でちゅ!是非、弟子にしてくだちゃい!先生の為なら何でもしまーちゅ!!!」
「は?弟子?」
「(で………弟子!?)」
ぼっちゃんマンの弟子にしてくれという
頼みに反応したのは…努力マンだった
「ラッキーマン!おもしれぇチビじゃねぇか!弟子にしてやれよ!」
「おい、チビ!私とも友達になるか?」
「わー!勝利マンさん!友情マンさん!
天才マンさーん!!」
嬉しそうに勝利マンらに駆け寄る
ぼっちゃんマン。
そして努力マンの前にくると
ぺこりとお辞儀をした
「努力マンさんはラッキーちゃん先生の一番弟子でちゅから僕の兄弟子になるわけでちゅよね!」
「…しかし、師匠がまだお前を弟子にすると決めた訳では無いだろう」
「あっ、ちょっか〜!!僕ってば慌てんぼ!」
「………ンー、俺は別にいいけど?」
「!?」
「えっ!?ほんとでちゅかー!?」
あっけらかんとして答えた
大ガマに勢いよく振り向いた
努力マンと、嬉しそうに駆け寄る
ぼっちゃんマン。
「し、師匠!?」
「こいつ熱意はありそうだし
断る理由もねぇだろ?身がけば
強いヒーローになるさ鍛えていけばな」
「それは…」
かつて大ガマ率いる本家軍には
小さな子供の妖怪も大きな大人の妖怪も
所属していた…だからこそ、小さいから
子供だからと言って断る様な
大ガマではなかったのだ
お前の名の通り、努力すればな?
と答える大ガマに確かにと言いたい
反面少し複雑な努力マン。
「わーい!!ありがとうございまーちゅ!!
ボク一生懸命頑張りまちゅ!!」
「おう頑張れよ…………っと」
ぼっちゃんマンににこやかに答えていた
大ガマはふと、前で待っている
受験者の列に気がついてぼっちゃんマン
の手を取り指さした
「とりあえずよ、まずは
試験会場に行かねぇとな?
忘れてたろお前」
「あーーっ!!そうでちた!!
急がないと!」
「と、言う訳だからお前ら後でな!」
「あ、はい!!」
ひらひらと手を振ってぼっちゃんマンと
試験会場へ向かう大ガマの後ろ姿を
見送った努力マンは…少し複雑そうな
顔をしていた…
大ガマは咄嗟に腕を頭上にあげ…
バシッ!!!
「ふー……危機一髪」
柱を両手で受け止め何とか危機を
回避したのだった。
周りの試験受験者は上に向けて叫んだ
「危ねーな建設中だからって!」
「コラー!!気をつけろー!!…あれ?上に誰もいない」
「建設中の事故だろ……おい、チビ大丈夫か」
「…はっ!」
大ガマは柱を地面に放り投げて
足元で縮こまっていたぼっちゃんマンに
声をかけると、ぼっちゃんマンは
涙ながらに大ガマにしがみついた
「ラッキーマン先生ー!助けてくれてありがとうございまちゅ!先生が助けてくれなかったら、僕は下敷きになってまちた!」
「礼はいらねーよ、ヒーローとして
当然の事だろ?」
「さすがラッキーマン!」
「世直しマンに勝ったしな!!」
「よせやい」
周りの受験者が大ガマを褒め称える
そしてその騒ぎにホテルに戻ろうとした
努力マンたちも駆け寄ってきた。
「さすがは師匠ー!!落ちてきた柱を
すかさず受け止めてぼっちゃんマンを
助けるとは早い身のこなし!!
努力してるなぁ!!」
「本当に反応が早かった」
「………」
大ガマにしがみつくぼっちゃんマンの
事を…真顔でただ1人、天才マンは見つめていた
「先生は僕の命の恩人でちゅ!是非、弟子にしてくだちゃい!先生の為なら何でもしまーちゅ!!!」
「は?弟子?」
「(で………弟子!?)」
ぼっちゃんマンの弟子にしてくれという
頼みに反応したのは…努力マンだった
「ラッキーマン!おもしれぇチビじゃねぇか!弟子にしてやれよ!」
「おい、チビ!私とも友達になるか?」
「わー!勝利マンさん!友情マンさん!
天才マンさーん!!」
嬉しそうに勝利マンらに駆け寄る
ぼっちゃんマン。
そして努力マンの前にくると
ぺこりとお辞儀をした
「努力マンさんはラッキーちゃん先生の一番弟子でちゅから僕の兄弟子になるわけでちゅよね!」
「…しかし、師匠がまだお前を弟子にすると決めた訳では無いだろう」
「あっ、ちょっか〜!!僕ってば慌てんぼ!」
「………ンー、俺は別にいいけど?」
「!?」
「えっ!?ほんとでちゅかー!?」
あっけらかんとして答えた
大ガマに勢いよく振り向いた
努力マンと、嬉しそうに駆け寄る
ぼっちゃんマン。
「し、師匠!?」
「こいつ熱意はありそうだし
断る理由もねぇだろ?身がけば
強いヒーローになるさ鍛えていけばな」
「それは…」
かつて大ガマ率いる本家軍には
小さな子供の妖怪も大きな大人の妖怪も
所属していた…だからこそ、小さいから
子供だからと言って断る様な
大ガマではなかったのだ
お前の名の通り、努力すればな?
と答える大ガマに確かにと言いたい
反面少し複雑な努力マン。
「わーい!!ありがとうございまーちゅ!!
ボク一生懸命頑張りまちゅ!!」
「おう頑張れよ…………っと」
ぼっちゃんマンににこやかに答えていた
大ガマはふと、前で待っている
受験者の列に気がついてぼっちゃんマン
の手を取り指さした
「とりあえずよ、まずは
試験会場に行かねぇとな?
忘れてたろお前」
「あーーっ!!そうでちた!!
急がないと!」
「と、言う訳だからお前ら後でな!」
「あ、はい!!」
ひらひらと手を振ってぼっちゃんマンと
試験会場へ向かう大ガマの後ろ姿を
見送った努力マンは…少し複雑そうな
顔をしていた…