新ヒーローでちゅの巻

50万人だったヒーロー達も
5963人まで絞られヒーロートーナメント
開催かと思われたが…まだ終わらなかった
認定証を持っていないヒーローたちには
試験があるという。



「と、なると俺だけ受けるってこったな」
「師匠の実力ならきっと
パス出来ますよ!!〇‪✕‬問題ですし!!」
「なるほどな、じゃあちゃっちゃと
受けてくるか」



大ガマは認定証を天才マンに返して
いるため大ガマのみ試験を受ける事に
なった…そしてヒーローたちは一旦
試合会場から出る。



「ラッキーさまーっ!頑張ってー!」
「ん?おうありがとな!!」



みっちゃんの声援を受けながらも
大ガマは試合場を出ると
筆記試験一行の後について
試験会場へと向かう…




「そういや俺だけで行動すんのは
久々かもな」




いつものメンバーと離れて
行動するのはよっちゃんの脅威が
迫っていた時…要塞に侵入した
時以来かと思い出していると
天才マンから声がかかった




「ラッキーマン!早く行かないと
列から遅れてしまいますよ!」
「お?おーそうか悪い悪い!」




それもそうだ思い出してる
場合じゃないと列に追いつこうと
走ったその時、




ドンッ!!!





「ゲコッ!?」
「ふぎゃ!」




大ガマの足元に何かが当たり
大ガマとぶつかった小さな人物は
蹴り飛ばされてゴロゴロ転がり
ドブに落っこちてしまった。




「お、おい大丈夫か!?悪い
よそ見しちまってた!!」
「ちゅ、ちゅいまちぇん…
あーーーっ!!ラッキーマン先生
じゃないでちゅかー!!」
「は?」
「「?」」




高い子供の声が響いてホテルに
戻ろうとした努力マンたちも動きを
止めて振り向いた。
いきなり先生などと呼ばれて
大ガマは目を丸くさせてその子供を見る




「先生って……いきなりなんなんだよお前」

「ボ、ボクラッキーマン先生に
憧れてヒーロー目指してる
ぼっちゃんマンでちゅ!」




大ガマとぶつかった子供の名前は
ぼっちゃんマンというらしい。



「なんだあのチビ」
「変なガキだな」




ぼっちゃんマンは大ガマにしがみついて
大喜びでまくし立てた





「ここでラッキーマン先生に
会えるなんて感激でちゅーっ!!
世直しマン戦の時テレビで見てまちた!
勇気があって強くってかっこよくて
お洒落なラッキーマン先生
は僕の憧れでちゅ!!」
「おう、そいつは嬉しいなありがとな!
でも今は試験会場行こうぜ」
「あ!そ、そうでちたー!」




大ガマにそう促されてぼっちゃんマンは
急いで試験会場へと走ってゆく…
だがそんなふたりの頭上から
柱が落っこちてきたでは無いか!!




「っ!!師匠ーー!!!危ない!」
「ん!?」
「「!」」
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