ひしょひしょ、ひしょ香ちゃんの巻

暫く宇宙の中を飛んでゆき…
新たなヒーロー星へと到着した
新たなヒーロー星は
それはきらびやかな建物が
増えに増えた豪華なものとなっており
一同は思わずみとれた。



「会長、地球から5人のヒーローを
お連れしました」
「会長!地球から5人のヒーローをお連れしました」
『えーっもう来たのーっ!?今さー!とっても大事な面接してるから面接会場に連れてきてくれるー!?』
「はあ〜?」
「なんだよヒーローに面接があるなんて聞いてねぇぞ!」




面接とはどう言う事だ、と疑問を
抱きつつも面接会場へ向かったのだが…
面接会場には

「ヒーロー協会会長の秘書面接会場」

と書かれておりグランプリと関係
ないじゃないかと肩を透かした。




「何考えてんだあのジジイは」



ぶつくさ小声で呟きながらも
中へ入ると…そこには美女に囲まれ
デレデレとした会長がおり大ガマは
会長に冷たい目を向けた



「…ねぇわ…」
「(絶対中身じゃなくって外見で
選んでるぜ…こいつ…
大王様はこんな性格じゃなかったぜ…
ぬらりひょん議長もおちゃめな所
あったけど真面目でよォ……)」



エンマ大王はああでこうで、素晴らしい
王だったとかぬらりひょん議長はこうだった
とかかつての自分が仕えていた王を
心内で呟いている間に会長は
秘書発表にうつっていた




「では発表します!!ヒーロー協会会長の秘書は…エントリーナンバー241番のひしょ香ちゃんでーす!!」
「ひしょ…」



選ばれたのはスタイルが良い美女だった
やっぱりな、外見で選んでると
大ガマはシラケてもう興味をなくした




「ひしょ香くん、君の仕事は1週間の研修でよーく分かってるね?では早速だが彼らにヒーロー星を案内したいので車の手配を…」
「ひしょひしょ…」
「え?何?ひしょ香わかんな〜い?わ、分かったワシがやるからいいよ!あっわし!車2台面接会場に…」
「(意味ねぇじゃん!!!)」



女性にきついことを言う訳には
行かないので声には出さずに
大ガマは心内で突っ込んだ



「おいおい会長ー!!その秘書可愛いだけで何も出来ないんじゃねーのかー!?」



ひしょ香はそう怒鳴った勝利マン
の方を見ると…



「ひしょひしょ〜…!!」
「ひしょひしょ泣くなーーーーっ!!」
「え?何?あんなにヒショイ言い方ない…勝利マン嫌い」
「そのひしょひしょ話もやめろーーっ!!ムカツク!!!!」



早速勝利マンとひしょ香の間には
亀裂が入った
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