怒りの超激呪大ガマの巻

たなびくハチマキと着物…
白く変わった髪が輝き
ガラリと変わった大ガマは
鋭い目付きで世直しマンを睨む



「……俺は超激呪ラッキーマン…
俺はな……今、人生で1番激怒している
…その怒りが、俺をパワーアップさせた!!」




大ガマは世直しマンを見上げて
大きな声で叫んだ




「下りてこい世直しマン!!!
勝負だーーーーーっ!!!!」
「!!!」
「おおっ、ラッキーマンが
世直しマンに勝負を!!」



パワーアップした大ガマに
会長は拳を握って喜んだ
これは…勝機が訪れたと




「テメェは俺が成敗する!!!!
お前の罪!!この俺が捌く!!!!
降りてこいやーーーーっ!!!」
「面白いやってやる」
「こっちはお前が相手じゃつまんねぇぜ!!」




すっかり世直しマンvs大ガマの
雰囲気になり三本柱マンはと言えば…




「……………私の立場………」




出番を奪われて寂しそうにほけーっと
しながら空に浮かんでいた
三本柱マンに気がついた大ガマは
手で制して彼に答えた




「三本柱マン、もう戻ってくれ
俺がこいつを成敗しねぇと気がすまねぇ」
「あっそ、三ちゃんつまんなーい!」




なんて言いながら三本の柱を
離して元に戻すと三本柱マンは
元の三兄弟の姿に戻った
元に戻った努力マンが大ガマに声をかける




「師匠!!後はお願いします!」
「おうよく見とけや!」
「ぶわっはっはっは!!ラッキーマン!
お前みたいなやつが私に勝てると
思っているのか!?ただ容姿が変わった
位で怯えはせんぞ!!」
「思ってるぜ、そんで容姿が変わった
だけと思ったら大間違いだぜ…」



すっ、と目を細めて大ガマは語る



「それにお前は馬鹿だ、馬鹿の一つ覚え
みたいに力が全てだと、力で全て
解決できると思ってやがる」
「何を言うか強い者が勝つ!!
これは揺るぎない事実だ!!」
「まだ言うかこのアホが、よく覚えとけ!!
勝負に勝つのはなぁ!!!!」




目を一瞬つむると…声高らかに
大ガマはその答えを叫んだ





「勝負に勝つのは!!!!




愛と!!ガッツと!!根性だ!!!




大ガマが叫んだのは…自分の人間の
友の子供の祖父の口癖だった
それが勝負を勝利に導くものだと
大ガマは語った
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