蛍と川と恋心の巻
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蛍を眺めていると時刻は21時
そろそろ帰らねばならんと2人は
名残惜しげにしつつも
帰路へつき、電車に乗り電車に
揺られながら一応駅へ帰る…
「ねぇ塊、蛍すっごい綺麗だった
ありがとうね」
「こっちこそ、愛花の
作った弁当美味かったよ」
「喜んでもらえてよかった」
くすくす、と笑いあうと
愛花はふとポケットから
手のひらサイズのチャック付き袋を
取り出して見せた
中に入っているのは例のホタルブクロだ
「あ、それ持って帰ってきてたのか?」
「そう、それ押し花の栞にして残そうと」
「…実は俺も」
ほれっ、と塊も小さな袋に入った
ホタルブクロを取りだすと
愛花はケラケラと笑った。
「思うこと同じね!」
「記念と言うか、思い出だな!」
「だね」
このホタルブクロを見たらあの
綺麗な蛍の光景が蘇る
…夏の小さな思い出だ
「…まだかかる?」
「んー、まだかかりそうだな」
「塊ー…着いたら起こしてくれる?」
「いいぜ」
眠そうに目を細めていた愛花は
欠伸を噛み殺すとそのまま目を閉じ
夢の世界へ旅立ち……ゆらり、と
体が横に倒れ、塊の肩に寄りかかって
眠り始めた。
「!!」
「…すぅ…」
「………寝顔も、可愛いな」
小さな声でそう呟いて愛花の
寝顔を見つめる…
そして今日の事を思い出すと
少し進展した関係に、
今まで前に進めなかった自分が
前に進めたことが嬉しく思った
夏のおかげでまた君に近づいた
そう実感できた
「いつか、お前に伝えるから」
愛花のことが好きですって
いつか伝えさせて欲しい
そう心の中で呟くと電車の中を見渡して
自分と愛花以外居ないことを
確認すると…
「……………ん」
寝ている愛花の頬に顔を近づけ
そっと頬に唇を押し当てた
唇を離すとリップ音が鳴る
「……今度は起きてる時にキス、させてな」
あと今度は唇にしたい
そう思いながら正面の窓から景色を眺めた
そろそろ帰らねばならんと2人は
名残惜しげにしつつも
帰路へつき、電車に乗り電車に
揺られながら一応駅へ帰る…
「ねぇ塊、蛍すっごい綺麗だった
ありがとうね」
「こっちこそ、愛花の
作った弁当美味かったよ」
「喜んでもらえてよかった」
くすくす、と笑いあうと
愛花はふとポケットから
手のひらサイズのチャック付き袋を
取り出して見せた
中に入っているのは例のホタルブクロだ
「あ、それ持って帰ってきてたのか?」
「そう、それ押し花の栞にして残そうと」
「…実は俺も」
ほれっ、と塊も小さな袋に入った
ホタルブクロを取りだすと
愛花はケラケラと笑った。
「思うこと同じね!」
「記念と言うか、思い出だな!」
「だね」
このホタルブクロを見たらあの
綺麗な蛍の光景が蘇る
…夏の小さな思い出だ
「…まだかかる?」
「んー、まだかかりそうだな」
「塊ー…着いたら起こしてくれる?」
「いいぜ」
眠そうに目を細めていた愛花は
欠伸を噛み殺すとそのまま目を閉じ
夢の世界へ旅立ち……ゆらり、と
体が横に倒れ、塊の肩に寄りかかって
眠り始めた。
「!!」
「…すぅ…」
「………寝顔も、可愛いな」
小さな声でそう呟いて愛花の
寝顔を見つめる…
そして今日の事を思い出すと
少し進展した関係に、
今まで前に進めなかった自分が
前に進めたことが嬉しく思った
夏のおかげでまた君に近づいた
そう実感できた
「いつか、お前に伝えるから」
愛花のことが好きですって
いつか伝えさせて欲しい
そう心の中で呟くと電車の中を見渡して
自分と愛花以外居ないことを
確認すると…
「……………ん」
寝ている愛花の頬に顔を近づけ
そっと頬に唇を押し当てた
唇を離すとリップ音が鳴る
「……今度は起きてる時にキス、させてな」
あと今度は唇にしたい
そう思いながら正面の窓から景色を眺めた