蛍と川と恋心の巻
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そしてデート当日の日曜日…
動き安い半袖のパーカーに
ジーンズを履いてリュックを
背負った愛花は一応駅前で
塊のことを待っていた…
「来んの早かったな」
時刻は5持40分、まだ早かったかと
思いながらソワソワとしながら
リュックをちらりと見た。
「…弁当作ってきたけど、塊の口にあうかな」
夜になるのならば腹が減るだろうと
弁当と作って来た愛花は
彼の口に合うだろうかと心配しながら
塊を待っていた、すると…
「愛花ーーーーっ!!」
「!!」
「待ったか!?」
「や、今来たところ!」
遠くから自分を呼ぶ声が聞こえて
ぱっ、と顔を上げると塊が
走ってきている姿が見え
手を振ると塊は愛花の
姿を見つけてすぐにやってきた
少し息を切らして、愛花の
真ん前に来た塊は紅潮した頬で
愛花の瞳を見つめる。
「塊、行く所って蛍が綺麗なとこなんでしょ?」
「そう、小学生の頃に
父ちゃんと姉貴と行った所なんだ
だから行く所はよく俺が知ってるから
安心してな!」
「それなら案内任せちゃおっかな、
じゃあ行こっかー」
「おう」
2人は切符を買い一応駅から蘇津可駅に
向かうためにホームへ移動し、電車に
乗り蘇津可駅へと向かった…
電車に乗り20分した所で蘇津可駅へ
到着し、愛花は背伸びをしながら
駅を出た。
「んーーっ!!着いた着いた!」
「来たの小学生の時以来だなー…
あ、なんか飲むか?ほれ自販機」
「そうだね、なんか買っとこうかな」
「奢るよ、何がいい?」
「え?いいの?じゃあ、えと…
お茶かな、緑茶」
「おっけー」
2本分の小銭を入れてボタンを押すと
緑茶とスポーツドリンクがでてきた
緑茶を愛花に渡して
スポーツドリンクは自分のリュックに詰めた
「ほい」
「ありがと、塊」
「暑いからな!…行こうぜ、ほら」
「うん!」
バス停に移動してバスに乗ること数分…
バスを下りると緑が青々とした
草が夕焼けに照らされて
小さな山の入口が見えた
「着いた着いた、人が結構いるねぇ」
「ふっふっふ……安心してくれよ、
ここには穴場があるんだよ」
「穴場?」
「こっちこっち」
「あ、塊ー」
来い来い、と愛花に
手招きをして塊は先に進んでいき
愛花はその後を追いかける
蛍見物者とは違うちょっとした
山道を2人は進んでいく…
少し進むと塊はやっぱり、というような
確信した顔をして愛花の方を振り向いた
「ついたぜ!!ここ、ここ!」
「え?………わぁー!綺麗!」
塊に案内された場所は…
苔が生えた大きな岩や
苔の生えていない岩がゴロゴロとありつつ
青々とした木々や草々がそよぐ
美しい川辺であった
辺りは移動しているうちに暗くなって
来ており、もうすぐで蛍が見えるであろう…
「ここで蛍見てたの?塊!」
「そうそう、ここで見てたんだー」
「ここなら人いないし静かに
蛍見れるじゃん素敵!」
「そう、ここなら人いないから…」
ここならば他に人がいない
という事は2人っきり…
邪魔するものはいない
そう思うと、また胸が大きく高鳴る。
「(人がいないから、愛花と
2人っきりでいられるんだ)」
キョロキョロと辺りを見回して
はしゃぐ愛花を愛おしげな
表情を浮かべて見つめる塊の視線には
気づかない愛花はふとリュックを
漁り出した。
「あ、そだ塊!あたし実はね…」
「ん?」
「コレ!へへ、弁当作ってきたから
一緒食べよ?」
「へっ!?あ、愛花の手作り!?」
「うん、変かな?」
「変じゃない変じゃない!
すっげー嬉しい!!」
2人きりに加えてまさかの好きな子の
手料理ときた、そのうちなんか
バチが当たるのでは?
と思う程に幸福が来ていると塊は感じた
それにわざわざ自分のためにと思うと
尚更嬉しくて…
「(ほんとに恋人同士になったみたいで…)」
嬉しくて、照れくさくて幸せで…
パカ、と開かれた弁当箱の中身は
王道のおかずであるウインナーと卵焼き
後はじゃがいもの煮物や鮭の塩焼き等
懐かしのおかずも入った物だった
そして海苔が巻かれたおにぎりつきだ
「わ、すっげぇ美味そう…!」
「口に合うかわかんないけど、
召し上がれー」
「い、いただきます!!」
手渡された弁当の中のおかずを口に
運べばしっかりとした味だが
優しい味付けが口に広がる
これがおふくろの味かな、と
塊は感じながらも愛花に
素直に感想を伝えた
「すっげー美味いよ!」
「ほんと!?良かったー!」
動き安い半袖のパーカーに
ジーンズを履いてリュックを
背負った愛花は一応駅前で
塊のことを待っていた…
「来んの早かったな」
時刻は5持40分、まだ早かったかと
思いながらソワソワとしながら
リュックをちらりと見た。
「…弁当作ってきたけど、塊の口にあうかな」
夜になるのならば腹が減るだろうと
弁当と作って来た愛花は
彼の口に合うだろうかと心配しながら
塊を待っていた、すると…
「愛花ーーーーっ!!」
「!!」
「待ったか!?」
「や、今来たところ!」
遠くから自分を呼ぶ声が聞こえて
ぱっ、と顔を上げると塊が
走ってきている姿が見え
手を振ると塊は愛花の
姿を見つけてすぐにやってきた
少し息を切らして、愛花の
真ん前に来た塊は紅潮した頬で
愛花の瞳を見つめる。
「塊、行く所って蛍が綺麗なとこなんでしょ?」
「そう、小学生の頃に
父ちゃんと姉貴と行った所なんだ
だから行く所はよく俺が知ってるから
安心してな!」
「それなら案内任せちゃおっかな、
じゃあ行こっかー」
「おう」
2人は切符を買い一応駅から蘇津可駅に
向かうためにホームへ移動し、電車に
乗り蘇津可駅へと向かった…
電車に乗り20分した所で蘇津可駅へ
到着し、愛花は背伸びをしながら
駅を出た。
「んーーっ!!着いた着いた!」
「来たの小学生の時以来だなー…
あ、なんか飲むか?ほれ自販機」
「そうだね、なんか買っとこうかな」
「奢るよ、何がいい?」
「え?いいの?じゃあ、えと…
お茶かな、緑茶」
「おっけー」
2本分の小銭を入れてボタンを押すと
緑茶とスポーツドリンクがでてきた
緑茶を愛花に渡して
スポーツドリンクは自分のリュックに詰めた
「ほい」
「ありがと、塊」
「暑いからな!…行こうぜ、ほら」
「うん!」
バス停に移動してバスに乗ること数分…
バスを下りると緑が青々とした
草が夕焼けに照らされて
小さな山の入口が見えた
「着いた着いた、人が結構いるねぇ」
「ふっふっふ……安心してくれよ、
ここには穴場があるんだよ」
「穴場?」
「こっちこっち」
「あ、塊ー」
来い来い、と愛花に
手招きをして塊は先に進んでいき
愛花はその後を追いかける
蛍見物者とは違うちょっとした
山道を2人は進んでいく…
少し進むと塊はやっぱり、というような
確信した顔をして愛花の方を振り向いた
「ついたぜ!!ここ、ここ!」
「え?………わぁー!綺麗!」
塊に案内された場所は…
苔が生えた大きな岩や
苔の生えていない岩がゴロゴロとありつつ
青々とした木々や草々がそよぐ
美しい川辺であった
辺りは移動しているうちに暗くなって
来ており、もうすぐで蛍が見えるであろう…
「ここで蛍見てたの?塊!」
「そうそう、ここで見てたんだー」
「ここなら人いないし静かに
蛍見れるじゃん素敵!」
「そう、ここなら人いないから…」
ここならば他に人がいない
という事は2人っきり…
邪魔するものはいない
そう思うと、また胸が大きく高鳴る。
「(人がいないから、愛花と
2人っきりでいられるんだ)」
キョロキョロと辺りを見回して
はしゃぐ愛花を愛おしげな
表情を浮かべて見つめる塊の視線には
気づかない愛花はふとリュックを
漁り出した。
「あ、そだ塊!あたし実はね…」
「ん?」
「コレ!へへ、弁当作ってきたから
一緒食べよ?」
「へっ!?あ、愛花の手作り!?」
「うん、変かな?」
「変じゃない変じゃない!
すっげー嬉しい!!」
2人きりに加えてまさかの好きな子の
手料理ときた、そのうちなんか
バチが当たるのでは?
と思う程に幸福が来ていると塊は感じた
それにわざわざ自分のためにと思うと
尚更嬉しくて…
「(ほんとに恋人同士になったみたいで…)」
嬉しくて、照れくさくて幸せで…
パカ、と開かれた弁当箱の中身は
王道のおかずであるウインナーと卵焼き
後はじゃがいもの煮物や鮭の塩焼き等
懐かしのおかずも入った物だった
そして海苔が巻かれたおにぎりつきだ
「わ、すっげぇ美味そう…!」
「口に合うかわかんないけど、
召し上がれー」
「い、いただきます!!」
手渡された弁当の中のおかずを口に
運べばしっかりとした味だが
優しい味付けが口に広がる
これがおふくろの味かな、と
塊は感じながらも愛花に
素直に感想を伝えた
「すっげー美味いよ!」
「ほんと!?良かったー!」