ドキドキLINE交換の巻
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水泳大会が終わればもうすぐ夏休みである
…その夏休みで悩んでいる男がここに2人
屋上の床に座り込んで目を固くつむり
眉をしかめて眉間をしかめて悩んでいた。
「うーーん……」
「うーーー……」
うんうんと唸りながら何を
悩んでいるのかと言えば
「憂鬱だ…」
「夏休み中は…」
「「愛花/理央奈ちゃんに
会えないんだもんなぁ〜…」」
「「…ん?」」
呟いた言葉がまんまハモって
翔と塊は初めてお互いの存在に
気がついて目が合った。
「あ、切出?」
「あ、雲童」
ぱちくり、と目を瞬かせて
少し間が空くと…翔から
塊に切り出した
「……何、大好きな愛花ちゃんの
ことでお悩み〜?」
「な!?な、なな…そんな…いやそんな事
あるんだけど……そういうお前こそ
さっき理央奈ちゃんって言ってた
じゃんかよ!!」
「にぇっ!!」
塊ににやにやしながらそう問いただした
翔だったが塊に言い返されて
今度は翔が真っ赤になって慌てだした。
「そ、それはー!!その、深い意味
じゃないんだよ〜、ほら、あれ!」
「わかった、好きなんだろ
理央奈のことが!!」
「〜〜……わ、悪い?」
「悪かねーけど、女の子は
よりどりみどりですぐに口説きに
かかるお前が悩んでそんな顔してんのは
珍しいなーと思って」
塊の言葉に翔は頬を赤く染めたままで
恥ずかしそうに俯いてボソボソと答え出す
「……だって、さ初めてなんだよ
本気で一人の子を好きになったのも
こんなにも一人だけを大切に
したいと思ったのも…」
「……」
「……でも上手くいかないや、接近
しようとしても断られたり嫌な顔
されたりとかさー…今までのツケが
回ってきたかなぁ」
はは、と力無さげに塊に答える
翔に聞いていた塊は真剣な顔で
頷いて翔の手を握った。
「っわかる!!わかるぜ!!
お前の気持ち!!俺もだよ、俺も
愛花と結ばれたくって
色々頑張るけど上手くいかなくてさ!」
「うわぁっ、え?あ、そうなの」
「そう!!上手く受けとって
貰えなかったり気づいて貰えなかったり…」
「俺も!!…お前も苦労してんだな…」
手を取り合い涙をポロリと
こぼして頷き合い、ああだこうだと
恋愛のあれこれを相談しあっていると
ガチャ、と屋上の扉が開いた。
「ん?」
「妖くーん!!遊びましょー!!」
「だぁぁくっつくなって……んぁ?」
「おやぁ?」
「似蛭田に一堂?」
入ってきたのは足に引っ付いた
零を引きはがそうとする妖と
妖の足に引っ付く零だった。
屋上に入ってきた妖と零は
珍しい二人が揃っていることに
疑問を抱きつつもそばに座った
「なんだ珍しい奴らが揃ってんじゃねーか
んなとこでなに駄弁ってんだ?」
「え?あ、いやそれはー……
ちょっと、相談?」
「なんの?なんの?零くん気になる!」
「お、教えない!!」
「……あ、わかった」
その”相談”の内容がわかった
妖はぴん、と頭の上に電球を
浮かばせて翔と塊の方を指さした。
「つまり、恋愛相談だろ?」
「「ギク!!」」
「え?連絡相談?」
「恋愛相談だボケ」
妖に見透かされた2人は
肩を跳ねさせ、聞き間違いをして
ボケた零は妖にはたかれていた。
「夏休みデートに誘うかどうかって事だろ」
「いやいや違う、夏休みの間会えないから
どうするかって話を…ほら学校行けないから…
家も知らねーし」
「あ?LINEか何かでやり取りすればいいだろ」
「「はっ!!」」
「…頭になかったのね」
妖の言葉にその通りだとはっと気が付き、
妖と零はなぜ気づかんと少し2人を
アホに思った。
「俺なんか琉絵と毎日
LINEでやり取りしてんだからよォ」
「何っ!?お、お、お前!!
LINE交換できてんのか!?」
「出来てるよ、お前らみたいな
ヘタレとは違うんでね」
「ヘタレちゃうわ!!」
「ちなみに私もLINE交換してるのだー」
「うっそだろ!?」
まさかの零と妖が彼女らと
LINE交換している事に
遅れを覚えた翔と塊は
やばい、と冷や汗を垂らしたが…
同時に羨ましく思った塊は
妖に呟いた
「…いいよなぁ〜似蛭田は…
琉絵とラブラブでさ」
「ラブラブなんてもんじゃねーけど、
まぁ俺の隣にあいつがいることが
当たり前なんでな?」
「あーあっ!!ドヤ顔しちゃって!!
羨ましいんだよコノヤロー!!
俺もそんな事言ってみたいよ!!」
「俺も!!!そんで愛花と
あんな風にラブラブしたい!!」
「はっはっは、ヘタレが」
羨ましい羨ましい!!と地団駄を
踏んで妖と琉絵を羨ましがる
翔と塊に妖は愉快そうに笑った
そして零も愉快そうに笑いながら
会話にまじる。
「そうだよー!妖くんと琉絵ちゃんは
いつもラブラブでもう…」
「そういうお前は?」
「にゃ?」
「あの子とはどこまで進んでんだ?」
「!?!?」
妖にそう聞かれた零は途端に
トマトかと思わんばかりに真っ赤になり
慌ただしい様子で否定した
「べ、べべ別に私は薫ちゃんとそんな!!」
「名前が出てくるってことは」
「意識してるって事だよなぁ」
「LINE交換してるって事は
なかなか進んでると」
「もーー!!!ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ言わないでよ、もうッ!!」
やかましぶわさをかまして誤魔化そうと
する零に3人は騙されない様子で
零の事をシラケた目で見ていた
…その夏休みで悩んでいる男がここに2人
屋上の床に座り込んで目を固くつむり
眉をしかめて眉間をしかめて悩んでいた。
「うーーん……」
「うーーー……」
うんうんと唸りながら何を
悩んでいるのかと言えば
「憂鬱だ…」
「夏休み中は…」
「「愛花/理央奈ちゃんに
会えないんだもんなぁ〜…」」
「「…ん?」」
呟いた言葉がまんまハモって
翔と塊は初めてお互いの存在に
気がついて目が合った。
「あ、切出?」
「あ、雲童」
ぱちくり、と目を瞬かせて
少し間が空くと…翔から
塊に切り出した
「……何、大好きな愛花ちゃんの
ことでお悩み〜?」
「な!?な、なな…そんな…いやそんな事
あるんだけど……そういうお前こそ
さっき理央奈ちゃんって言ってた
じゃんかよ!!」
「にぇっ!!」
塊ににやにやしながらそう問いただした
翔だったが塊に言い返されて
今度は翔が真っ赤になって慌てだした。
「そ、それはー!!その、深い意味
じゃないんだよ〜、ほら、あれ!」
「わかった、好きなんだろ
理央奈のことが!!」
「〜〜……わ、悪い?」
「悪かねーけど、女の子は
よりどりみどりですぐに口説きに
かかるお前が悩んでそんな顔してんのは
珍しいなーと思って」
塊の言葉に翔は頬を赤く染めたままで
恥ずかしそうに俯いてボソボソと答え出す
「……だって、さ初めてなんだよ
本気で一人の子を好きになったのも
こんなにも一人だけを大切に
したいと思ったのも…」
「……」
「……でも上手くいかないや、接近
しようとしても断られたり嫌な顔
されたりとかさー…今までのツケが
回ってきたかなぁ」
はは、と力無さげに塊に答える
翔に聞いていた塊は真剣な顔で
頷いて翔の手を握った。
「っわかる!!わかるぜ!!
お前の気持ち!!俺もだよ、俺も
愛花と結ばれたくって
色々頑張るけど上手くいかなくてさ!」
「うわぁっ、え?あ、そうなの」
「そう!!上手く受けとって
貰えなかったり気づいて貰えなかったり…」
「俺も!!…お前も苦労してんだな…」
手を取り合い涙をポロリと
こぼして頷き合い、ああだこうだと
恋愛のあれこれを相談しあっていると
ガチャ、と屋上の扉が開いた。
「ん?」
「妖くーん!!遊びましょー!!」
「だぁぁくっつくなって……んぁ?」
「おやぁ?」
「似蛭田に一堂?」
入ってきたのは足に引っ付いた
零を引きはがそうとする妖と
妖の足に引っ付く零だった。
屋上に入ってきた妖と零は
珍しい二人が揃っていることに
疑問を抱きつつもそばに座った
「なんだ珍しい奴らが揃ってんじゃねーか
んなとこでなに駄弁ってんだ?」
「え?あ、いやそれはー……
ちょっと、相談?」
「なんの?なんの?零くん気になる!」
「お、教えない!!」
「……あ、わかった」
その”相談”の内容がわかった
妖はぴん、と頭の上に電球を
浮かばせて翔と塊の方を指さした。
「つまり、恋愛相談だろ?」
「「ギク!!」」
「え?連絡相談?」
「恋愛相談だボケ」
妖に見透かされた2人は
肩を跳ねさせ、聞き間違いをして
ボケた零は妖にはたかれていた。
「夏休みデートに誘うかどうかって事だろ」
「いやいや違う、夏休みの間会えないから
どうするかって話を…ほら学校行けないから…
家も知らねーし」
「あ?LINEか何かでやり取りすればいいだろ」
「「はっ!!」」
「…頭になかったのね」
妖の言葉にその通りだとはっと気が付き、
妖と零はなぜ気づかんと少し2人を
アホに思った。
「俺なんか琉絵と毎日
LINEでやり取りしてんだからよォ」
「何っ!?お、お、お前!!
LINE交換できてんのか!?」
「出来てるよ、お前らみたいな
ヘタレとは違うんでね」
「ヘタレちゃうわ!!」
「ちなみに私もLINE交換してるのだー」
「うっそだろ!?」
まさかの零と妖が彼女らと
LINE交換している事に
遅れを覚えた翔と塊は
やばい、と冷や汗を垂らしたが…
同時に羨ましく思った塊は
妖に呟いた
「…いいよなぁ〜似蛭田は…
琉絵とラブラブでさ」
「ラブラブなんてもんじゃねーけど、
まぁ俺の隣にあいつがいることが
当たり前なんでな?」
「あーあっ!!ドヤ顔しちゃって!!
羨ましいんだよコノヤロー!!
俺もそんな事言ってみたいよ!!」
「俺も!!!そんで愛花と
あんな風にラブラブしたい!!」
「はっはっは、ヘタレが」
羨ましい羨ましい!!と地団駄を
踏んで妖と琉絵を羨ましがる
翔と塊に妖は愉快そうに笑った
そして零も愉快そうに笑いながら
会話にまじる。
「そうだよー!妖くんと琉絵ちゃんは
いつもラブラブでもう…」
「そういうお前は?」
「にゃ?」
「あの子とはどこまで進んでんだ?」
「!?!?」
妖にそう聞かれた零は途端に
トマトかと思わんばかりに真っ赤になり
慌ただしい様子で否定した
「べ、べべ別に私は薫ちゃんとそんな!!」
「名前が出てくるってことは」
「意識してるって事だよなぁ」
「LINE交換してるって事は
なかなか進んでると」
「もーー!!!ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ言わないでよ、もうッ!!」
やかましぶわさをかまして誤魔化そうと
する零に3人は騙されない様子で
零の事をシラケた目で見ていた