…色男組、基翔と鳥雄が
ライバル宣言やらでバチバチの
雰囲気にある中その話の
中心人物である理央奈はと言えば



「は、は、はっくしゅん！！！」
「あら、西園寺さんどうしたの？」
「いやなんか寒気が…あとなんか
嫌な予感が」



くしゃみをひとつかまし、寒気と共に
嫌な予感を感じていた
なんか…面倒なことに巻き込まれる様な
気がする 理央奈はそう思った



「…なんか面倒になりそうな予感が」
「えー何かしら？色男組関係？
大変ねぇ」
「どうも」



3年3組の中でも少数である
彼氏持ちで色男組に興味が無く
(ただのクラスメイト感覚)
心酔していない常識的な女生徒
4人と友達になっており
彼女らと同室になっていた理央奈は
その苦労を彼女らに呟いていた



「…しかし安心しましたよ、
ちゃんと常識的な女子もこのクラスに
いて」
「3組の女子＝色男組大好きって
イメージあるけどあたしら色男組に
興味無いものー」
「むしろあぁいう人苦手、それに
私の彼氏は私だけ見ていてくれる
真面目な人だし！」
「いくらイケメンでも人が軽い人は
やーよねぇ」



うんうん、と理央奈は
頷き同じ意見を語り合える人が
居る嬉しさを噛み締めた
…その張本人である
色男組が来るとは知らず