奇面組、腕組、番組、色男組に骨組…
名物集団は多々いるがまだ名物集団と言う
物が存在する、その名はスケバン集団
”御女組”…彼女らのクラスは7組である



「寒いよ…心が、寒いよ………
ぶえっくしゅん！！ゴホ、ゲホ！！」

「えーーーーい！！風邪ひいて寒気が
あるなら無理に登校しなくてよろしい！
来る時は来ないくせにこの天邪鬼め！」



この風邪をひいているのに無理して
来ているスケバンがリーダーの
”天野邪子”なのであった
来る時は来ない癖に
来れない時は来るという天邪鬼な
女であった



「授業なんて受けられたもんじゃねーな
フケるよみんな」
「しかし音楽の教師なんてたあいない
もんだね邪子」



教師の目を欺き、彼女らは
教室から出てサボり出した…
廊下を歩きながらふと
邪子が窓に目を写すと…



「おーおー平和なもんだね、
今頃登校する奴らがいるよ
…ん？」

「ンもう！あんたの時計どーなってんのよ」
「ごめーん！！うちのは坂道に
なると針が遅れるんよ」
「「そんな腕時計がどこにあるの！」」



今頃登校している唯、千絵、愛花
達四つ子の姿があった



「………」



その姿を見た邪子はメンバーを連れ、
校庭へと出た…


………………………………………………………………………………


「ったく冗談がありすぎ…ん？」
「へ？」
「あ、あわわ…御女組！！」



何も言わずに目の前へ現れた
御女組に千絵は怯えるが…



「？」
「……………」
「「おはようございま〜す！」」
「「(ずっ！？)」」



転校してきた唯と四つ子は知る由もなく…
なんも疑いもせずに頭を下げて挨拶をした



「こっ、このアホ達〜！！あ、あの人達はね！？」
「え、なになに？」
「また名物集団？」
「う〜むどこまでも朗らかな奴ら…」