翔と理央奈の勉強会の巻
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「ならさ、小さなお願いしてもいいかな」
「なんです」
「‥‥あのさ、苗字じゃなくて名前で呼んで欲しい」
「‥名前?どうして」
こくり、と頷いた後に翔は
目線をそらし赤い頬で伝える
「理央奈ちゃん、他の人は皆ほぼ
名前呼びなのに俺だけ”切出さん”呼び
だから‥ダメかな?」
「‥‥‥‥」
「だ、ダメならいいけど‥」
「‥翔さん」
「っへ、」
黙りこむ理央奈にダメか、と思い
訂正しようとした時‥理央奈は
翔の方を見上げてしっかりと名を呼んだ
「今なんて‥」
「翔さん、呼びましたけど?貴方が
呼べと言ったので‥‥これから
こう呼べばいいんですか?」
「!!うん、!嬉しいよ‥理央奈ちゃん」
初めて苗字ではなく名前で呼ばれた
その言葉はまるで歌かのようにじぃん、と
響いて‥‥嬉しく思った
「また教えて欲しいことがあるなら
教えてあげないこともないですけど」
「うん、その時は‥お願いできる?」
「まぁいいでしょう」
そう話している間にもう空は青から
オレンジに変わり始めていた
軽くコーラを飲む理央奈の
横顔に翔は頬を赤くしたままで見惚れていた
「(‥分かってんだ‥本当は俺は
この子を本気で好きだってことは)」
「(‥でも認めてしまったら)」
「‥なんか負けたみたいで‥悔しいんだ」
小声でポツリ、とそう呟いた
さっさと認めてしまえばいいのに
まだ認めたくない、という意地が
それを邪魔してしまっていた
彼女を惚れさせて、勝ちたいのか
それとも彼女と本気で結ばれたいのか
「(まだ分からない)」
それからベンチに座る翔と理央奈の
姿を‥見つけた者が1人いた
「あれ?あれって翔と‥誰だろ?」
それは同じ色男組である頼金鳥雄だった
隣に座ってる女の子は誰だ、と首を傾げ
少しその光景を見つめる‥
「‥‥あ、後さ理央奈ちゃん」
「はい?」
「!」
翔に話しかけられ翔の方を向いたところで
鳥雄から見れば後頭部しか見えなかったが
そこでようやく隣にいた理央奈の
横顔が見え‥鳥雄は息を飲み固まった
「明日俺と一緒に帰んない?」
「なんでですか」
「なんでってそりゃあー‥」
そう話す理央奈と翔の会話を
聞きつつ‥理央奈のいつもとは
違う雰囲気に、容姿に‥胸が高鳴っていた
「理央奈ちゃん、って‥‥あんなに
可愛かったんだ」
翔は知る由もなかった
結ばれたいのかそうでは無いのか
はっきりせざるを得ない時が来るなんて
「なんです」
「‥‥あのさ、苗字じゃなくて名前で呼んで欲しい」
「‥名前?どうして」
こくり、と頷いた後に翔は
目線をそらし赤い頬で伝える
「理央奈ちゃん、他の人は皆ほぼ
名前呼びなのに俺だけ”切出さん”呼び
だから‥ダメかな?」
「‥‥‥‥」
「だ、ダメならいいけど‥」
「‥翔さん」
「っへ、」
黙りこむ理央奈にダメか、と思い
訂正しようとした時‥理央奈は
翔の方を見上げてしっかりと名を呼んだ
「今なんて‥」
「翔さん、呼びましたけど?貴方が
呼べと言ったので‥‥これから
こう呼べばいいんですか?」
「!!うん、!嬉しいよ‥理央奈ちゃん」
初めて苗字ではなく名前で呼ばれた
その言葉はまるで歌かのようにじぃん、と
響いて‥‥嬉しく思った
「また教えて欲しいことがあるなら
教えてあげないこともないですけど」
「うん、その時は‥お願いできる?」
「まぁいいでしょう」
そう話している間にもう空は青から
オレンジに変わり始めていた
軽くコーラを飲む理央奈の
横顔に翔は頬を赤くしたままで見惚れていた
「(‥分かってんだ‥本当は俺は
この子を本気で好きだってことは)」
「(‥でも認めてしまったら)」
「‥なんか負けたみたいで‥悔しいんだ」
小声でポツリ、とそう呟いた
さっさと認めてしまえばいいのに
まだ認めたくない、という意地が
それを邪魔してしまっていた
彼女を惚れさせて、勝ちたいのか
それとも彼女と本気で結ばれたいのか
「(まだ分からない)」
それからベンチに座る翔と理央奈の
姿を‥見つけた者が1人いた
「あれ?あれって翔と‥誰だろ?」
それは同じ色男組である頼金鳥雄だった
隣に座ってる女の子は誰だ、と首を傾げ
少しその光景を見つめる‥
「‥‥あ、後さ理央奈ちゃん」
「はい?」
「!」
翔に話しかけられ翔の方を向いたところで
鳥雄から見れば後頭部しか見えなかったが
そこでようやく隣にいた理央奈の
横顔が見え‥鳥雄は息を飲み固まった
「明日俺と一緒に帰んない?」
「なんでですか」
「なんでってそりゃあー‥」
そう話す理央奈と翔の会話を
聞きつつ‥理央奈のいつもとは
違う雰囲気に、容姿に‥胸が高鳴っていた
「理央奈ちゃん、って‥‥あんなに
可愛かったんだ」
翔は知る由もなかった
結ばれたいのかそうでは無いのか
はっきりせざるを得ない時が来るなんて