素直になっちゃえ天邪鬼の巻
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そしてボート乗り場に向かうと
琥珀はオールを持ちゆっくりと
ボートを漕ぎ出す
「船酔いしない?大丈夫?」
「ん、平気」
ゴト、ゴト、と音を立てて
船を漕ぐ琥珀の横顔を見つめる
高校の頃とは違って少し
顔つきが男らしくなったか?
後体つきも筋肉が着いたようだ、と
ぼんやり思っていた邪子は我に返り
琥珀に尋ねた
「あ、あんたさ…最近空手どうなのさ
全日本…優勝したんだろ、テレビで見た」
「最近?順調さ!」
空手のことを聞かれた琥珀は
どこかイキイキしながら答えた
琥珀は大学にあがり
全日本学生空手選手権に優勝したのだ
しかしまだそれでは足りぬと
琥珀は語る
「俺も3年生そろそろ大学卒業だな
大学を卒業したら…海外へ行くから
邪子ちゃんともあまり会えなくなるね」
「っえ?」
琥珀のその言葉に思わず固まった
琥珀はそのまま続ける
「全世界空手道選手権、あるだろ?
その大会に出るつもりなんだ
だからそのパワーアップも兼ねて
卒業したら海外へ行くんだ
今日決めたんだ、悩んでたけど」
「………そ、んなの」
そんなの聞いてない、いきなりだと
邪子は戸惑った
そんなの反対だと意見を言おうとしたが
「俺、世界一の空手家になるのが
夢なんだ!子供の頃からの!
その夢に1歩近づきそうで嬉しいんだ」
あまりにも嬉しそうに語る琥珀に
邪子は嘘をついた
「………そうかよ、行ってくればいいじゃん」
「頑張るよ、俺!」
自分は天邪鬼
素直に「行かないで」も言えない、と
邪子はブルーな気持ちでボートから降りた
琥珀はオールを持ちゆっくりと
ボートを漕ぎ出す
「船酔いしない?大丈夫?」
「ん、平気」
ゴト、ゴト、と音を立てて
船を漕ぐ琥珀の横顔を見つめる
高校の頃とは違って少し
顔つきが男らしくなったか?
後体つきも筋肉が着いたようだ、と
ぼんやり思っていた邪子は我に返り
琥珀に尋ねた
「あ、あんたさ…最近空手どうなのさ
全日本…優勝したんだろ、テレビで見た」
「最近?順調さ!」
空手のことを聞かれた琥珀は
どこかイキイキしながら答えた
琥珀は大学にあがり
全日本学生空手選手権に優勝したのだ
しかしまだそれでは足りぬと
琥珀は語る
「俺も3年生そろそろ大学卒業だな
大学を卒業したら…海外へ行くから
邪子ちゃんともあまり会えなくなるね」
「っえ?」
琥珀のその言葉に思わず固まった
琥珀はそのまま続ける
「全世界空手道選手権、あるだろ?
その大会に出るつもりなんだ
だからそのパワーアップも兼ねて
卒業したら海外へ行くんだ
今日決めたんだ、悩んでたけど」
「………そ、んなの」
そんなの聞いてない、いきなりだと
邪子は戸惑った
そんなの反対だと意見を言おうとしたが
「俺、世界一の空手家になるのが
夢なんだ!子供の頃からの!
その夢に1歩近づきそうで嬉しいんだ」
あまりにも嬉しそうに語る琥珀に
邪子は嘘をついた
「………そうかよ、行ってくればいいじゃん」
「頑張るよ、俺!」
自分は天邪鬼
素直に「行かないで」も言えない、と
邪子はブルーな気持ちでボートから降りた