今日、愛花と薫と
千絵と唯は唯の弟の一平の
野球のバッティングの練習に付き合い
バッティングセンターへ来ていた
フェンスの外で見ていると…




「あれ、塊！ぐうぜーん！」
「！！愛花！と、
宇留と河川と薫」
「あらまぁ休日でも偶然
会うなんてほんとラブラブねぇ！」
「もう千絵ったら」




ぞろぞろ、と腕組がバットを持ち
やってきて愛花が駆け寄る
と塊は嬉しそうに笑うと愛花の
手を取り偶然会えたことを喜んだ




「ひひ、やっぱり賞品目当てでしょ？」
「もちろん！俺は猛打賞狙いだぜ！」
「頑張ってー！ここのボール
出が悪いらしいけど」
「おや、皆さんお揃いで！！」
「あ、零くん！」
「あらまたカップル」




次にやってきたのはバットを持った
奇面組であり、薫が
駆け寄ると零は薫の
肩に手を置いてきゃらきゃらと
薫と笑い合う。



「賞品目当てか？お？」
「賞品目当てなら他にも来てるわよ！」



千絵が指さすとそこにはホームラン賞を
狙う事代先生がいたが惜しくも
ホームランにはならずすごすごと
帰っていくところだった




「はははっ、さすがに皆打ちあぐんでいる
ようだな！よーしやるか！」
「所でどうすんだバッティングセンターって？」
「「(ずるっ！？)」」



なんと奇面組はバッティングセンターの
仕様を知らなかった、愛花が
説明し零がコインを入れチャレンジするが ボールにあたりボコボコになる始末…




「あーあ悲惨の局地！」
「早く戻れよ球がもったいねぇ！」
「ははっ、全くそれで賞品は
無理だって！俺なんかあと一球で
猛打賞だぜ！」
「零ちゃんホームランの方狙うからいいもん！」




塊が前を見るとそこにはもう
ボールを出す準備をする機械が




「そぉれ最後の30球目！」





最後の30球目…と思いきや
ボールは力無く出てきて塊の所まで
届かず30球目に至らなかった！



「はい残念でしたー！」
「おいなんだよ今の！届かなかった
じゃないか！」
「何ぶん機械なので！運が悪かったと…」