そしてバス停から10数分歩けば
祖父の家へ到着した。
広い日本家屋であり‥畑や
鶏小屋もありThe！田舎！
と言う雰囲気であった



「おーーー‥！田舎！って感じだね」
「せっかく来たんじゃゆっくり
してけ！あ、だけど手伝いは
頼むぞ？ワハハハ！うちは
男手がわしすかいなくてな」
「あ、そりゃあもちろん！
何すりゃいいですか？」




んー、と祖父は悩むと
畑の方を指さした




「あ、そうだ畑の方で
野菜ば取ってきてくれんかのぅ？
それが終わったら遊んで来てもよいぞー」
「わかったよじーちゃん！
あ、ばーちゃんは？」
「奥におるよー」




そう祖父が話すとガラガラ、と
戸が開かれて祖母である
西園寺理恵子が現れた。




「あらあら、愛花ちゃん達
来てくれたのねぇ大きくなって‥！
そこの4人の子達がお友達？」
「にひひ、それが婆さん！
彼氏だと来た！」
「あらまぁ彼氏さん！！
いつの間に‥大人になったのねぇ」



祖母はニコニコ顔で塊達の元へ来ると
大きく頭を下げ、1人ずつ彼らの
手を握る




「愛花ちゃんや薫ちゃん、
理央奈ちゃんに琉絵ちゃんが
お世話になってるわねぇ‥これからも
末永く孫をよろしくねぇ‥」
「は、はい！それはもう末長く！！」
「絶対大切にします！！」
「もう結婚まで考えてるんで」
「わ、私も将来考えてるのだ！！」

「か、塊ってば‥」
「照れるね」
「「ね」」




それはもう！！と張り切って
祖母と祖父に将来のことまで
考えてると宣言する彼らに
愛花らは照れたように
目を合わせた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そして8人は一旦野菜の収穫の為に
ザルを持って畑へと向かった
畑にはトマトやキュウリ、ナスも
あり色んな野菜があった



「凄いなぁ！！色んな野菜がある、
んー美味しそう‥ちょっと食べちゃダメこれ！？」
「「だーめ」」




零がヨダレを垂らしてそう聞くが
四つ子は首を振ってとめた
そして夕食の分だけとる事にして
収穫を始めた‥




「あ、見て見て塊！！変な形のトマト！」
「まじだ、なんか手生えてるみたい」


「このキュウリ美味しそうだなぁー‥
ね、ちょっとだけ」
「だーめ、我慢」


「ぎゃあああっ！？む、虫！虫！」
「畑なんだからいるでしょ、ほら
取ってあげるのでこっち来て」


「お前の爺さんらの村、いいとこ住んでんな」
「えへ、そうでしょ？」




収穫を終えると野菜を祖父と祖母の
元へ届け、「あとは遊んでおいで」
と言われたので村を回ることにした‥
田舎里帰りはまだまだである