「そのーつまりだ！卒業する訳だ
我々も今年めでたく！」
「ハハッ、そうか！で、なんの用ですか？」
「いや、そのー…これはあくまでだが
君たちの尊敬するセンパイが卒業すると
してなんか頼みたくないか？」
「と、言うと？」
「なんかあるか？」
「さーっ？」




さっぱり分からないでいる
奇面組と塊と妖と翔に
愛花達は苦笑すると
小声で話し合う




「なるほどこれって…」
「サイン貰ってってこと？」
「でしょうね」
「言った方がいいの〜？」



ボソボソと4人が話し合っていると
奇面組達が声を上げた。




「おぉっ！！そうか！！」
「なんだそーだったのか！」
「！！気がついたか！で、
何が言いたいと思う！？」

「「土産！！」」




見当外れな回答を応えた彼らに
愛花達も卒業生の
先輩もずっこけた。




「ちょ、ちょっと塊なによあんたまで…」
「え？ちげぇ？」

「零くんこういう時はね…」
「違う！？え、じゃあ何！？」

「…翔さん貴方」
「え？何？」

「妖ー…あのね、」
「なんか違ったか？」



全く分かってない彼らに卒業生は
がっくしと肩を落とした…



「お邪魔したな…」
「ん？はーい」
「あ、ちょっと」




薫が手を伸ばすが
卒業生は出ていってしまった…が、
4人には見えていた




「卒業生の先輩たちさ、
教室の前にいるよねぇ」
「いじらしい…」



こうなったら自分から彼らに
話しかけようとしたその時



「何してるんですか先輩達？」
「「わぁっ！！」」
「あ、千絵と唯戻ってきた」