翔のその一途で真剣そのものの
告白に辺りはしん‥と静まりかえる



「‥‥‥ぁ‥‥‥」
「返事‥聞かせて欲しい、今度こそ」



呆然として翔を見上げる理央奈に
翔は顔を近づけて理央奈に
返事を問う‥




「‥‥ぁ‥私‥私、は‥」




目線を逸らしながらも理央奈は
ぽつりぽつりと口を開く。




「‥私はひねくれてて‥根暗で
皮肉屋‥で‥素直になれなくて、
貴方にこの言葉を告げるまで長い時間が
かかってしまった‥」




だけど、本当は‥




「私は‥貴方の側にいたいです、
貴方の恋人として隣にいたい」




す、と顔を上げて‥眉を下げて
恥ずかしげにしてはいるが理央奈は
確かに微笑んでいた




「‥‥こちらこそ、よろしくお願いします」
「‥‥‥！！！‥うん、うん‥！」




微笑みながらOKを出した
理央奈に翔は目を潤ませ
ながら理央奈の手を包み込み
握って微笑みあった
その理央奈の返事を聞いた
野次馬はまぁヒューヒューと口笛を
鳴らしながらもてはやすわ
翔のファンの女子は絶叫するわで大騒ぎ。




「‥‥ねぇ、1つさ‥ワガママ言っていい？」
「‥なんですか」




ここて翔は、とあるとんでも発言をかました













「ここでキスしてほしい」






翔のその発言に理央奈はもちろん
周りの生徒たちも固まった
そしてその後すぐに‥




「「ええぇぇぇぇぇーーーー！？！？」」
「はぁっ！？ちょ、何言って！？」