おかえり翔くんの巻
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眠っているあいだの夢の中‥
翔はずっと暗闇の中を歩いていた
怖くは無いが‥‥何となく、歩かなきゃ
いけない気がして歩みを進めていた
「(俺どうしたんだっけ)」
んでなんでこんな所を歩いているんだと
思いながらも出口を探して歩き続ける
「‥‥いつになったら光が見えるんだ?」
もう休もっかなー、と思っても
やはりここにいんのはなんかヤダと
歩き続ける‥どっちが前か後ろか
分からないがとりあえず歩き続ける
「(こんなに暗くちゃどっちが
出口か分からない、俺はどこへ
歩いていけばいいんだろう)」
心が折れそうになったその時、
ふと呼ばれたような気がした
「(翔さん)」
「‥ん?」
名を呼ばれて前を向く
聞くと心躍る、胸高鳴る声
「‥今の声は」
「(翔さん)」
「!」
また呼ばれて確信した、
この声は理央奈の物だと
理央奈の声だとわかった翔は
辺りを見回し理央奈の姿を探す
「どこ!!ねぇ、理央奈ちゃん
俺はどっちに行けばいい!!」
「(翔さん)」
「!」
翔がそう叫ぶとまた自分を呼ぶ声が
聞こえてきた、今度は方向がわかる
様に大きく‥
翔は声が聞こえた方にかけ出す
その声は震えていてまるで
今にも泣き出してしまいそうな声で‥
「(今行くから、泣かないで)」
声のする方する方へと走ると
やがて光が見え、光に向けて
翔は手を伸ばす‥すると視界いっぱいに
光が広がり意識は沈んでいき‥
「‥‥‥ん‥」
ゆっくりと、意識が浮上して
翔は目を覚ました。