悲劇の大事件の巻
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ドタドタドタ、ドン!!
階段を転げ落ちる音と、
床に体をたたきつけられた
鈍い音が響きわたり
理央奈はそっと目を開ける
自分がいるのは階段の下ではなく
まだ、廊下だ
‥だとしたら‥落ちたのは‥?
「‥あ‥‥ぁ‥ぁ‥!!」
ゆっくりと体を起こすと‥目の前で
震えながら膝から崩れ落ちる主犯の女と
翔の後から駆けつけた色男組のメンバー
彼らは呆然、として階段の下を
見ていた‥
理央奈は彼らの視線の先を
辿り‥‥冷水を被ったかのように
背中が凍りついた。
「‥‥‥は‥‥‥‥っ!?」
彼らの視線の先にあったのは‥
階段の下の踊り場に倒れる翔の姿
足は階段の方に‥頭は
踊り場の方にあり‥‥
彼が頭から落ちたということは
見てわかった。
「‥‥は、‥はっ‥‥!!」
息が上手くできない、だが
息を整えようと落ち着こうと
言い聞かせるも上手くいかなくて‥
体温が引いていくのがわかった。
そして、状況が理解出来てしまった
翔が自分をかばい変わりに突き飛ばされて
下に落ちてしまったということを‥
よろめきながらも立ち上がると
理央奈は叫んだ。
「う、そ‥‥‥やだ‥‥翔さんっ!!!」
理央奈が彼の元へ駆け寄ると
同時に色男組のメンバーが翔を‥
理央奈を突き落とそうとした
主犯の女を囲み、鳥雄が主犯の女
の胸ぐらを掴んだ。
「お前っ!!よくも、よくも翔を!!
よくも理央奈ちゃんを!!
どういうつもりだ!!この犯罪者!!」
「ち、ちが‥あたし‥あたし、ちがう‥!」
「どうした!!すごい音が‥き、切出っ!?」
「きゃああぁっ!?き、切出さん!」
鳥雄や色男組のメンバーに睨みつけられ
すごい剣幕で怒鳴られて、主犯の女は
半泣きでしゃくりあげながら言い訳を
上げるが彼らには聞こえない。
そして音を聞き付けた事代先生や
唯や千絵、奇面組、腕組、番組、
御女組も駆けつけてきた。
「先生!!こいつが翔の事を
突き落としたんです!!僕たち見ました!」
「それだけじゃなくて!
この子理央奈ちゃんに
嫌がらせしてて!」
「なんだと!?‥指導室まで来い!!」
「離して!!離してよぉぉぉ!!
翔くんを落とすつもりなんてなかったの!!
いやぁぁあああ!!」
主犯の女は事代先生を始めとした
先生達に連行されていった‥
理央奈はぐったりとしたまま
動かない翔の手を取り彼の名を
何度も呼ぶ。
「翔さん!!翔さん!!」
「理央奈さん、落ち着いて!
頭を打ったなら頭を動かさずに
安静に‥!」
「早く救急車を!!」
「「切出!!しっかりしろ!!」」
「翔くん!!」
倒れて身動きしない翔に
理央奈が泣きながら縋り付く
のを、若人先生が落ち着かせ
あとから塊と妖、零が駆けつけ、
そして翔は救急車で搬送されて行った。
「‥‥‥」
搬送されている中理央奈は
翔の手をぎゅう、と握っていた‥
階段を転げ落ちる音と、
床に体をたたきつけられた
鈍い音が響きわたり
理央奈はそっと目を開ける
自分がいるのは階段の下ではなく
まだ、廊下だ
‥だとしたら‥落ちたのは‥?
「‥あ‥‥ぁ‥ぁ‥!!」
ゆっくりと体を起こすと‥目の前で
震えながら膝から崩れ落ちる主犯の女と
翔の後から駆けつけた色男組のメンバー
彼らは呆然、として階段の下を
見ていた‥
理央奈は彼らの視線の先を
辿り‥‥冷水を被ったかのように
背中が凍りついた。
「‥‥‥は‥‥‥‥っ!?」
彼らの視線の先にあったのは‥
階段の下の踊り場に倒れる翔の姿
足は階段の方に‥頭は
踊り場の方にあり‥‥
彼が頭から落ちたということは
見てわかった。
「‥‥は、‥はっ‥‥!!」
息が上手くできない、だが
息を整えようと落ち着こうと
言い聞かせるも上手くいかなくて‥
体温が引いていくのがわかった。
そして、状況が理解出来てしまった
翔が自分をかばい変わりに突き飛ばされて
下に落ちてしまったということを‥
よろめきながらも立ち上がると
理央奈は叫んだ。
「う、そ‥‥‥やだ‥‥翔さんっ!!!」
理央奈が彼の元へ駆け寄ると
同時に色男組のメンバーが翔を‥
理央奈を突き落とそうとした
主犯の女を囲み、鳥雄が主犯の女
の胸ぐらを掴んだ。
「お前っ!!よくも、よくも翔を!!
よくも理央奈ちゃんを!!
どういうつもりだ!!この犯罪者!!」
「ち、ちが‥あたし‥あたし、ちがう‥!」
「どうした!!すごい音が‥き、切出っ!?」
「きゃああぁっ!?き、切出さん!」
鳥雄や色男組のメンバーに睨みつけられ
すごい剣幕で怒鳴られて、主犯の女は
半泣きでしゃくりあげながら言い訳を
上げるが彼らには聞こえない。
そして音を聞き付けた事代先生や
唯や千絵、奇面組、腕組、番組、
御女組も駆けつけてきた。
「先生!!こいつが翔の事を
突き落としたんです!!僕たち見ました!」
「それだけじゃなくて!
この子理央奈ちゃんに
嫌がらせしてて!」
「なんだと!?‥指導室まで来い!!」
「離して!!離してよぉぉぉ!!
翔くんを落とすつもりなんてなかったの!!
いやぁぁあああ!!」
主犯の女は事代先生を始めとした
先生達に連行されていった‥
理央奈はぐったりとしたまま
動かない翔の手を取り彼の名を
何度も呼ぶ。
「翔さん!!翔さん!!」
「理央奈さん、落ち着いて!
頭を打ったなら頭を動かさずに
安静に‥!」
「早く救急車を!!」
「「切出!!しっかりしろ!!」」
「翔くん!!」
倒れて身動きしない翔に
理央奈が泣きながら縋り付く
のを、若人先生が落ち着かせ
あとから塊と妖、零が駆けつけ、
そして翔は救急車で搬送されて行った。
「‥‥‥」
搬送されている中理央奈は
翔の手をぎゅう、と握っていた‥