席替えのお願いの巻
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「ねぇ、席変わっちゃうの?」
「え?はぁ…私、コンタクトしてる
とはいえ目が悪いので前に行けたらと」
「…そっか」
その言葉を聞いて途端にしゅん、と
したなんだか寂しげで悲しげな
表情になる翔に理央奈は少し
複雑な気持ちになった
「(………んな反応されたら少し
抵抗がありますが………でもやっぱり)」
でもやっぱり………
「(彼の隣にいるとなんだが
モヤモヤするんです、
それがどうしても受け入れられない)」
モヤモヤして
でもなんだか安心できるかと
思ったら落ち着かなくなって
この変な感じをどうにかしたい、と
席を変わることにした
「(もしかして好きなのかも、なんて
そんな調子づいた勘違いしてる私が嫌)」
なんで嫌かと言うと…
色んな理由があって
「(あんなに冷たい対応してた癖に
惚れたからって手のひら返し
する訳にも行かないし…)」
「(彼の思うがままになるのは
なんか嫌だし…)」
「(あとこれがそうなのかなんて
確証もない)」
西園寺理央奈はひねくれた…
素直になれないツンデレであった
故に………まだ、まだ自分の想いには
知らないフリをすることにして
席を変わることにした。
…………………………………………………………………………………
そして次の日…例のクラスメイトと
席を変えた理央奈は内心
安心した気持ちで登校してきた
「これで平穏が訪れる…」
物理的に彼と距離が出来れば
この感情も収まる、と安心した
気持ちで教室のドアを開いたのだが
「おはよ、理央奈ちゃん」
「へぁっ!?」
何故か席を変えたはずなのに
隣の席に翔が座っていた
なぜ、と理央奈は翔に迫る
「ちょ、翔さん!?貴方どうして
隣の席に…あなた後ろの方」
「俺も変わってもらった」
「へ!?」
そう言われて後ろの方を見れば
席替えを申し出たクラスメイトが
もう見て分かるくらいに落ち込んでいた
「なんで…」
なんで、の言葉に翔は
ほんのり頬を桃色に染めて答えた
「だって、君が隣じゃないと
嫌だったんだよ…理央奈ちゃんが
隣だから毎日楽しみなのにさ」
「…は…?な……もう勝手になさい」
翔の照れながらのその台詞に
一瞬赤くなると、冷静を装い
席について…顔を隠すように
つっ伏す。
「(訳分からない、なんでそんな我儘…!
それになんで私は翔さんの顔が
まともに見れないの!!)」
「?」
彼女が素直になればすんなりと
上手くいくのに…なかなか素直に
なれないせいでまだくっつかないらしい
2人だった。
「え?はぁ…私、コンタクトしてる
とはいえ目が悪いので前に行けたらと」
「…そっか」
その言葉を聞いて途端にしゅん、と
したなんだか寂しげで悲しげな
表情になる翔に理央奈は少し
複雑な気持ちになった
「(………んな反応されたら少し
抵抗がありますが………でもやっぱり)」
でもやっぱり………
「(彼の隣にいるとなんだが
モヤモヤするんです、
それがどうしても受け入れられない)」
モヤモヤして
でもなんだか安心できるかと
思ったら落ち着かなくなって
この変な感じをどうにかしたい、と
席を変わることにした
「(もしかして好きなのかも、なんて
そんな調子づいた勘違いしてる私が嫌)」
なんで嫌かと言うと…
色んな理由があって
「(あんなに冷たい対応してた癖に
惚れたからって手のひら返し
する訳にも行かないし…)」
「(彼の思うがままになるのは
なんか嫌だし…)」
「(あとこれがそうなのかなんて
確証もない)」
西園寺理央奈はひねくれた…
素直になれないツンデレであった
故に………まだ、まだ自分の想いには
知らないフリをすることにして
席を変わることにした。
…………………………………………………………………………………
そして次の日…例のクラスメイトと
席を変えた理央奈は内心
安心した気持ちで登校してきた
「これで平穏が訪れる…」
物理的に彼と距離が出来れば
この感情も収まる、と安心した
気持ちで教室のドアを開いたのだが
「おはよ、理央奈ちゃん」
「へぁっ!?」
何故か席を変えたはずなのに
隣の席に翔が座っていた
なぜ、と理央奈は翔に迫る
「ちょ、翔さん!?貴方どうして
隣の席に…あなた後ろの方」
「俺も変わってもらった」
「へ!?」
そう言われて後ろの方を見れば
席替えを申し出たクラスメイトが
もう見て分かるくらいに落ち込んでいた
「なんで…」
なんで、の言葉に翔は
ほんのり頬を桃色に染めて答えた
「だって、君が隣じゃないと
嫌だったんだよ…理央奈ちゃんが
隣だから毎日楽しみなのにさ」
「…は…?な……もう勝手になさい」
翔の照れながらのその台詞に
一瞬赤くなると、冷静を装い
席について…顔を隠すように
つっ伏す。
「(訳分からない、なんでそんな我儘…!
それになんで私は翔さんの顔が
まともに見れないの!!)」
「?」
彼女が素直になればすんなりと
上手くいくのに…なかなか素直に
なれないせいでまだくっつかないらしい
2人だった。