そして教室についた理央奈だが‥
教室に入ろうとする、と
まるで理央奈を転ばさんと
するようにして足が伸びてきた



「‥」
「チッ‥」



その足をすんなりとかわして
教室へ入ると舌打ちが聞こえた
舌打ちの方を見ると女子が数人
理央奈を睨みつけていた




「(なるほど、あの人たちが‥
いやまだ1部でしょうねあれでも)」
「理央奈ちゃんおはよう！」
「理央奈ちゃん早いねー」
「、どうも」




理央奈のすぐ後にタイミングよく
色男組が登校してきた。
当たり前かのように理央奈の
周りに集まってくる彼ら



「理央奈ちゃん今日、
クラス委員の会議だろ？一緒行こうね」
「はぁ、」
「理央奈あのさ！今日お昼さー」
「「‥‥‥‥」」




翔と鳥雄に挟まれる理央奈の
様子を目を釣りあげて怖い顔で
睨みつけてくる女子数人‥
そして小声で悪口を話し出す




「見て、また色男組の事
はべらせちゃって‥‥」
「ホントに許せない！！
色男組の事独占しようっての？」
「特に翔くんに色目使ってるのよ‥」
「ちょっと痛い目見て貰わなきゃね‥」




ボソボソ、と悪巧みをする彼女ら‥
授業が始まるもうすぐの時
奇面組がこっそりと３組に現れた




「色男組、色男組やーい‥！」
「ん？なんだ？奇面組‥？」




ヒラヒラと手招きをして呼ぶ
奇面組になんだろうと思いながらも
色男組は廊下の外へ出る？と
零が真剣な顔で向かう




「‥翔くん達、実は今理央奈ちゃん
が大変なことになっている」
「！？何があった！？」




理央奈が大変だ、と話した
零に翔は食いついた。
豪が零の後に続いて話す




「理央奈ちゃんがよぉ、
お前らのファンの女に嫌がらせ
受けてるんだよ」
「ほらこれ証拠のカミソリレター」
「‥！！ほ、本当だ‥！」
「ひでぇ‥！」




理央奈を好きな翔と鳥雄
そして理央奈と親しい
他のメンバーも彼女が嫌がらせを
受けていると知りこれは
放っては置けない、と
奇面組に頭を下げた




「教えてくれてありがとう、
理央奈ちゃんの周りは
俺たちが固めて守る」
「頼んだ‥授業中とかに
何かあったら別のクラスの我々は
対処が出来ないからな‥」



奇面組は翔たち色男組にそう告げると
教室に戻っていった。