最近伊狩先生の様子がおかしい。
授業中‥笑ってはいけないはずの
シリアスな物語を読んでいる
最中に笑ってしまったり
授業中ぼけー‥としていたり
千絵と唯と薫は先生の後を追う。




「どーしたんだろ伊狩先生？」
「半分気を失ってるね」
「あらどーしたの？」
「！愛花、理央奈、
琉絵‥実は最近さー」




伊狩先生の様子がおかしいことを話すと
愛花もそういえば、と口を開く




「そういえば石砂先生の様子もおかしいのよねー
よくミスしたり、ぼーっとしてたかと
思えばニヤニヤしたりさぁ」
「石砂先生も？‥ん？伊狩先生‥
石砂先生‥」
「石砂先生と‥伊狩先生？」




その場にいた6人は、その話で
どうして先生の様子がおかしく
なったかが分かり顔を見合せた‥が




「あーーーーーっ！！まさか！」
「そのまさかよ！ぽっかぽっかの
春めっけ！！」

「なになに？よく聞こえんな‥」
「ボリュームをあげよう！」
「「(ずっ！！)」」




謎を解明した6人のその後ろで
奇面組が盗聴しており思わずずっこけた。





「盗聴するな！！」
「「わーーーーっ！！」」




千絵が上から垂れ下がった紐を
引っ張ると、廊下の穴が開いて
奇面組は落っこちた。




「どういう仕組みになってんのこれ」



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

そして6人は昼休みになると‥
廊下を歩いている
伊狩先生を見つけて駆け寄った。



「あー！いたいた！伊狩先生ー！！」
「聞きたいことがあります！」
「え？」
「しらばっくれてもダメ！」
「顔に書いてありますよ！」
「なんかいい事あったんでしょう？」
「よかったら話してくださいー、
話しませんからー誰にも」




伊狩先生は辺りを見回し
誰もいない事を確認すると
にっこり！！と笑い‥
6人に小声で話す



「実はね‥！！」