俺が好きなのはの巻
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…それから翌日の1年4組…
妖と琉絵の2人は
朝から会話もせず…と、言うか
琉絵が一方的に
妖を避けていた。
「おい、琉絵」
「………委員会の会議行かなきゃ」
声をかけるも理由を適当につけて
サラリと交わして去ってゆく
琉絵に番組メンバーは首を傾げた
「琉絵ちゃん今日はやけに
よそよそしいな、どうしたんだろ?」
「リーダーなんかしたんじゃねーの?」
「…俺は別に何も…いや」
何もしてない、と答えようとしたが
そこで琉絵の言葉を思い出した
「(妖は唯が好きなんでしょ)」
「(…………なんで俺が河川を好きなんて
勘違いしてんだよあいつは)」
俺が好きなのはお前だよ、と
心の中でつぶやくが
今ここに琉絵がいないのに
そう伝える事が出来るわけなく…
「…」
チャリ、と首元で鳴った
桜貝のペンダントを手に取り…
妖は決めた
「(ハッキリ伝えてやらなきゃ
分からねぇ様だな)」
俺はお前が好きだと
そう伝えなければ
いつまでも彼女は誤解したままだと…
…………………………………………………………………………………
その頃の琉絵は…
ありもしない委員会の仕事があると
嘘をつき教室を出たことを
後悔しながら歩いていた
「…かと言って教室戻るのも
気まずいなぁ……」
「あれ?琉絵!」
「!」
歩いていると、ふと後ろから
声をかけられて振り向いた
声をかけて来たのは長女の
愛花だった
「1人なんて珍しいじゃん、どしたの?」
「…………別になんでもないの」
「別に、って…?」
「…………教室帰りたくないだけで」
「?…なんかいじめでもあった?」
そういう訳でもないけど、と
口篭りながらも…目の前にいる
姉を見上げた
心から愛する人と結ばれて
今、幸せな姉が琉絵には
眩しく思えた
「…………私も愛花みたいに
なりたかった」
「え?」
「…なんでもない、教室帰る」
「あ、ちょっと!…………琉絵?」
一体末の妹に何があったのか、と
愛花は心配げに眉を下げた…
妖と琉絵の2人は
朝から会話もせず…と、言うか
琉絵が一方的に
妖を避けていた。
「おい、琉絵」
「………委員会の会議行かなきゃ」
声をかけるも理由を適当につけて
サラリと交わして去ってゆく
琉絵に番組メンバーは首を傾げた
「琉絵ちゃん今日はやけに
よそよそしいな、どうしたんだろ?」
「リーダーなんかしたんじゃねーの?」
「…俺は別に何も…いや」
何もしてない、と答えようとしたが
そこで琉絵の言葉を思い出した
「(妖は唯が好きなんでしょ)」
「(…………なんで俺が河川を好きなんて
勘違いしてんだよあいつは)」
俺が好きなのはお前だよ、と
心の中でつぶやくが
今ここに琉絵がいないのに
そう伝える事が出来るわけなく…
「…」
チャリ、と首元で鳴った
桜貝のペンダントを手に取り…
妖は決めた
「(ハッキリ伝えてやらなきゃ
分からねぇ様だな)」
俺はお前が好きだと
そう伝えなければ
いつまでも彼女は誤解したままだと…
…………………………………………………………………………………
その頃の琉絵は…
ありもしない委員会の仕事があると
嘘をつき教室を出たことを
後悔しながら歩いていた
「…かと言って教室戻るのも
気まずいなぁ……」
「あれ?琉絵!」
「!」
歩いていると、ふと後ろから
声をかけられて振り向いた
声をかけて来たのは長女の
愛花だった
「1人なんて珍しいじゃん、どしたの?」
「…………別になんでもないの」
「別に、って…?」
「…………教室帰りたくないだけで」
「?…なんかいじめでもあった?」
そういう訳でもないけど、と
口篭りながらも…目の前にいる
姉を見上げた
心から愛する人と結ばれて
今、幸せな姉が琉絵には
眩しく思えた
「…………私も愛花みたいに
なりたかった」
「え?」
「…なんでもない、教室帰る」
「あ、ちょっと!…………琉絵?」
一体末の妹に何があったのか、と
愛花は心配げに眉を下げた…