恋心のすれ違いの巻
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そんな琉絵の存在に気付かぬ
教室の中のふたりは会話を続ける
「そうそう、河川をナンパしてたり
してたから河川が好みかと思ったけど」
琉絵は頭が真っ白になって
いたが…………その言葉を耳にねじ込まれ、
考えを巡らせる…
「(…妖が、唯を好き?)」
しかし琉絵は…勘違いをしていた
それはあくまで「過去」の話で…
妖は「本気」で言いよったわけではなくて…
今本気で好きなのは琉絵だと
言うことなんて知らなかった…
「…そう、だった…んだ…」
妖が唯を好き、と信じ込んだ琉絵
はふらついた足取りで教室の前を去った…
教室での会話を聞いた途端…胸が痛み、
ドッと悲しみが溢れ出た…
「(…なんでこんなに苦しいんだろ)」
友人を好きだと言うのならば
応援すべきなのに…琉絵の心の
中に湧いたのは「嫌だ」「信じたくない」
という思いだった
…そして、ついに琉絵の瞳から
涙が溢れ出た
「(……なんで嫌、なんだろ…)」
なぜ嫌なのか考えに考えて…
琉絵はひとつの答えに
たどり着いて、呟いた
「(…そっ、か…あたし…妖の事…)」
好きだったんだと
ようやく気がついた…
だが
「(も、無理だね……いつの間にか
私、妖が隣にいんの当たり前とか
調子乗ってた)」
項垂れながら歩いていると…
後ろから足音が聞こえてきた
そして足音の主は琉絵に
声をかけてくる
「琉絵まだ帰ってなかったのか」
「……」
低いその声が誰のものかわかった
妖だ、と分かった琉絵は
涙を拭いて振り向こうとしたが…
「(ダメだ、顔合わせられない)」
今、彼と顔を合わせる事が
できるわけが無いとそのまま
立ち去ろうと聞こえてないふりをして
立ち去ろうとしたが
「おい、どこ行くんだよ」
「!」
妖に腕を捕まれ、それは叶わなかった
じたばたと暴れて腕を離させようと
するが離れない
「…離して、離してよ」
「何があった、言わなきゃわかんねぇだろ!」
「………離してよ!!」
「、!?」
大きな声でそう叫んだ琉絵に
思わず妖は手を離した
琉絵はそのまま
顔を合わせずに、震える声で答えた
「……………あのさ……あんまり私と
関わんない方が、いいんじゃないの」
「…あ?どう言う」
それはどういうことだと少し
声を低くして答えれば
琉絵は小さくな声で呟いた
「…………妖は唯が好きなんでしょ」
「はぁ?」
「……応援してるからね、ばいばい」
「何言って、おい!!待てよ!!」
強がった言葉を…一方的に伝えた
琉絵はそのまま走り去っていき
妖の伸ばした手は空振りして宙を切った…
その場に残された妖はぎゅ、と
拳を握った
「…琉絵、どういうことだよ」
彼女が言っている意味は分からなかったが
バイバイの言葉に…何処か、
大きな溝ができてしまったかのような
彼女が遠くなったかのような
感覚を感じ取った。
「(こんな気持ち、知りたくなかったよ)」
大きな勘違いをしてしまった琉絵
二人のこのすれ違いは…どうなる?
教室の中のふたりは会話を続ける
「そうそう、河川をナンパしてたり
してたから河川が好みかと思ったけど」
琉絵は頭が真っ白になって
いたが…………その言葉を耳にねじ込まれ、
考えを巡らせる…
「(…妖が、唯を好き?)」
しかし琉絵は…勘違いをしていた
それはあくまで「過去」の話で…
妖は「本気」で言いよったわけではなくて…
今本気で好きなのは琉絵だと
言うことなんて知らなかった…
「…そう、だった…んだ…」
妖が唯を好き、と信じ込んだ琉絵
はふらついた足取りで教室の前を去った…
教室での会話を聞いた途端…胸が痛み、
ドッと悲しみが溢れ出た…
「(…なんでこんなに苦しいんだろ)」
友人を好きだと言うのならば
応援すべきなのに…琉絵の心の
中に湧いたのは「嫌だ」「信じたくない」
という思いだった
…そして、ついに琉絵の瞳から
涙が溢れ出た
「(……なんで嫌、なんだろ…)」
なぜ嫌なのか考えに考えて…
琉絵はひとつの答えに
たどり着いて、呟いた
「(…そっ、か…あたし…妖の事…)」
好きだったんだと
ようやく気がついた…
だが
「(も、無理だね……いつの間にか
私、妖が隣にいんの当たり前とか
調子乗ってた)」
項垂れながら歩いていると…
後ろから足音が聞こえてきた
そして足音の主は琉絵に
声をかけてくる
「琉絵まだ帰ってなかったのか」
「……」
低いその声が誰のものかわかった
妖だ、と分かった琉絵は
涙を拭いて振り向こうとしたが…
「(ダメだ、顔合わせられない)」
今、彼と顔を合わせる事が
できるわけが無いとそのまま
立ち去ろうと聞こえてないふりをして
立ち去ろうとしたが
「おい、どこ行くんだよ」
「!」
妖に腕を捕まれ、それは叶わなかった
じたばたと暴れて腕を離させようと
するが離れない
「…離して、離してよ」
「何があった、言わなきゃわかんねぇだろ!」
「………離してよ!!」
「、!?」
大きな声でそう叫んだ琉絵に
思わず妖は手を離した
琉絵はそのまま
顔を合わせずに、震える声で答えた
「……………あのさ……あんまり私と
関わんない方が、いいんじゃないの」
「…あ?どう言う」
それはどういうことだと少し
声を低くして答えれば
琉絵は小さくな声で呟いた
「…………妖は唯が好きなんでしょ」
「はぁ?」
「……応援してるからね、ばいばい」
「何言って、おい!!待てよ!!」
強がった言葉を…一方的に伝えた
琉絵はそのまま走り去っていき
妖の伸ばした手は空振りして宙を切った…
その場に残された妖はぎゅ、と
拳を握った
「…琉絵、どういうことだよ」
彼女が言っている意味は分からなかったが
バイバイの言葉に…何処か、
大きな溝ができてしまったかのような
彼女が遠くなったかのような
感覚を感じ取った。
「(こんな気持ち、知りたくなかったよ)」
大きな勘違いをしてしまった琉絵
二人のこのすれ違いは…どうなる?