本日、実は映画研究クラブで
映画撮影を行うこととなり‥
その映画の内容はラブコメであり
その相手役の男を決めるオーディション
が現在行われていた
そしてヒロインは‥理央奈だった



「理央奈案外演技派ねぇ！」
「‥ふぅ」
「あれー、浮かない顔ーどしたの」
「映画の主役なんて柄では
ないですし何より面倒です」
「まー贅沢な悩み！！」
「だいたいなんで私‥」



そう理央奈が呟くと、
愛花がその説明をしだす




「んな事言ったってー！あたしら4人にも
相手役の女の子役のオファー来てたけど
あたしはやる気なかったし何より
塊が妬いちゃうし」
「俺以外の男とイチャつくの禁止！！」



そう説明する愛花の傍らには
塊がくっついており‥



「あたしはー、やっても良かったんだけど
妖が断ったー」
「俺以外とんな事せんでいい」



琉絵の傍らに妖がくっついており‥



「あたしは、その‥零くん意外にしか
興味無いしね！！」
「必然的に理央奈がやることになるのよね」
「はぁー‥」



薫は零に目線をやっており、
唯が理央奈の背中を指すって
慰めていた。




「所でラブコメと聞いていましたざ
どんなタイトルですか？」
「タイトルは！！胸騒ぎの
ときめきタッチ三角スニーカーで
つっぱりキックオフ！！だ！」
「長い」



零が監督である色音先生に
タイトルを聞くと‥長いタイトルが
帰ってきて零はずっこけた。



「‥なんか古いタイトルですね」
「今は令和だぜ令和」
「やかましいっ！！」
「‥あの、先生」
「ん、なんだね理央奈」



色音先生に理央奈が
おずおず、と近づいた



「私この役降ります」
「「えぇぇぇ！？」」
「なんでだよーやりなよ理央奈ちゃん！」
「私よりも‥先輩の方がいいのでは？」
「‥理央奈、テーマは初々しい
ラブコメだよ？彼らにそのイメージがあると？」



と、色音先生が指さした先には
暗いイメージをもった生徒たちが
固まっており‥そのイメージは
ないな、と一同は納得した



「要するに冷めきった連中では
表現がざーとらしくなる！
恋に目覚めたばかりの男女は
ほんの些細なことで喜ぶものだ」

「俺も愛花に片思いしてた時は
そーだったっけなぁ‥」
「(愛花と雲童さんがやれば良いのでは)」



そう聞いて理央奈はリアルカップルの
長女と塊がやればいいのではと思ったが
その言葉を飲み込んだ。