そして10組…10組の教室に入った
一行だかなかなか慣れずに
ソワソワしていた…すると、
廊下から1人の教師が歩いて
来ることに気がついて生徒たちは席に着いた



「お、おはようございまーす！」



入ってきたのは…容姿こそは愛らしく
美しいが着ている服が場違いな程に
派手な服であり…生徒たちは目を疑った




「ひえー場違いな格好」
「あ、あの…皆さん席に…」
「ん？」
「きゃーーっ！？あ、あの
席について、ね？」



豪たちに席に着くよう指示をしたが
豪たちの顔に驚いて教壇に隠れる…
その教師は恐る恐る、と言った
様子で立ち上がり自己紹介をした



「…後、これから皆さんの担任と
なった若人蘭です！まだ新米ですが
よろしく、それでは皆さん自己紹介を…してもらいま、す」



そして自己紹介が始まった…
まずは10組の自己紹介からみてみよう




「河川唯です、一応中学出身ですよろしく！」
「おおーっ！名前の通りすぎるよ！」
「可愛い！」


「西園寺薫です！四つ子の次女で
姉妹が9、3、4組にいまーすよろしく！」
「四つ子ぉ！？珍しすぎ！」
「この子もレベル高い！可愛い！」


「宇留千絵てす！趣味は女らしい
事ならなんでも！」
「嘘つけー！」
「髪型変えてもタレ目は隠せんぞ！」


「物月珠美です！南斗中学出身
変わったものに興味があります！」
「なんだそりゃー！」


「織田魔利です遅落中学出身
別名男殺しの魔利なんつって」
「お、ハクイねーサイズ教えろっ！」


「二階堂面一だ刺詰中学出身！」
「きゃー！まともよ！かっこいい！」



そしてお次はその頃同じように
自己紹介中の9組



「西園寺愛花でーっす！
四つ子の長女で妹が10、3、4組に
いるんで間違えないでくださーい！」
「お、可愛いー！！彼氏いるー！？」
「もういるんでゴメンナサーイ！」


「雲童塊だ、一応中学出身！！
スポーツ全般なら俺に任せろよろしく！」
「きゃー！カッコイイ！彼女いるー！？」
「いるからごめんよ！！」




そしてお次は4組




「切出翔です、一応中学出身
皆よろしくね？」
「きゃー！！美形よ美形！！」
「素敵ーー！！！」



「西園寺理央奈です、四つ子の三女
で姉妹が10、3、9組にいます
よろしくお願いします」
「おー！！可愛いー！！タイプ！！」
「よっ、理央奈ちゃーん！
好きな男のタイプおせーて！」

「(無視無視…)」
「(むっ、誰だ今タイプとか言ったの)」



そして次は4組の自己紹介だ



「うー、あたし…西園寺琉絵
四つ子の末っ子でー…10、9、3組に
姉がいるのよろしく」
「お！！癒し系のかわい子ちゃん！！」


「……………似蛭田妖だ、」
「いやーん！！渋くて素敵！！」




そして自己紹介は終わり…視点を
10組に変えると若人先生は
汗をハンカチで拭いつつ自己紹介を
終えようとしていた




「で、ではみなさんこれで…！」



そう言いながら教室を出ようとしたその時、
廊下を走る足音が聞こえ…ドアがけたたましく
開かれた！！




「一応中学出身！一堂零です！！
得意技はおどろきしぱたです！！」

「きゃーっ！？」
「あ！！零くん！！」




遅刻してやってきたのは…
間違えて中学に行ってしまった
上に電車を間違えてしまった
零であった

こうして入学初日は(10組のみ)
波乱で終わったのだった