今日は校内バスケット大会が行われていた女子バスケットでは愛花と
薫や唯の活躍で10組が優勝を飾った
(途中で零の妨害があったが)


「唯ちゃんや愛花ちゃん、
薫ちゃんもだが…特に千絵ちゃん
は運動神経が凄いみたいだね」
「そ、そんなまた…」
「まったぁ零さんすぐおだてんだから！」
「人間誰しも取り柄はあるもんだね」
「(ずるっ！！)」


まさかこの男に言われるとは
思わなかった、と千絵はずっこけた
一方薫は零に褒められ
照れていた


「大丈夫千絵？」
「怪我してない？」
「(こ、この男に言われるとは…)」
「お、いたいた奇面組！！」


そう話していると零達とおなじ組の
急いだ様子で男子生徒がやってきた
何事だ、と零が男子生徒に向かう



「あのな、10組男子の代表だけど
お前らに変更するぜ」
「え、どうしてまた急に？
代表は君たちだったんじゃ…」
「それがな…」



話辛そうに話を濁したが
その訳を話し出した


「今回の大会、3年9組からはあの
スポーツ万能の腕組が参加するらしいんだ
それに4組からは荒っぽい喧嘩殺法で
お馴染みの番組やなんの冗談かスポーツ
無縁の色男組まで出るって…」

「えーと、それでなんで奇面組？」
「それはな…今回腕組が出る以上
もはや我々の優勝はありえない！そこで
我々はひとつの賭けに出ることにしたそれは…」
「正攻法には奇襲を！常識には非常識を！
まともには変態を！って訳でお前らに任せるわけだ後はよろしく」



そんな訳に愛花達は思わずずっこけた
…ある意味間違っていないかもしれない、と
納得したが…



「あ、あ！ちょっと！」
「ん？何やなの零くん」
「イヤ引き受けても構わんのだが
何しろ我々はバスケットをやった事が
ないのだ！ねーっ！」
「今日初めて見た」
「「(ずこっ！？)」」



まさかの奇面組がバスケットをやった事が
無いという発言にまたまたずっこけた




「や、いや嘘でしょバスケやった事ないって！！」
「嫌…奇面組なら有り得そうですね」
「あーこれ説明してもダメだな、
短時間で教えたる、身軽な格好になってくれ」



身軽な格好になれと言ったのだが



「もうなってるよ」
「身軽すぎるんだよそれじゃあ！！！」



上着を脱ぐだけではなく制服自体を
ほとんど脱ぐ奇面組にまたもやツッコミが入った
豪がプロレスで暴走しだしたが
話を元に戻し、バスケの説明に入る



「試合はこのセンタージャンプで開始される」
「味方がボールをキープしたら
自分も攻撃に写って、ドリブルや
パスワークで敵陣を破り出来ればゴール
近くでショット！リバウンドボールは
味方がフォローする！」

「わかったわかったやって見る！」



零がやって見るといいチャレンジし始めた
ボールをドリブルしつつゴールへ向かう…




「ドリブルや、パスワークで敵陣を破り
リバウンドボールは本人が責任を持って
フォローする！」
「ひとりで全部やるなっちゅーの！！！」
「…奇面組で大丈夫な訳？」
「れ、零くんなら大丈夫よ！！」



いきなり代表に決まった奇面組
果たしてどうなるのか？そして
愛花達はどの組を応援するのか？




「ところでさ、何処のクラスが
優勝するか予想してみる？あたしは
塊のいる9組とみた！」
「当然奇面組！10組！」
「んん…奇面組さんにかけますかね」
「私は〜…4組？」