「(……という事は……卒業したら
同じ学校じゃなくなる……)」
「(あんまり会えなくなる………)」
「(それは嫌だ！！)」




卒業したらあまり会えなくなってしまう
それはもう駄々を捏ねたいほどに
嫌なのだが…んな事しても仕方ない
……だがこの恋が実らぬままで終わるのは嫌だ




「(だったら、やる事はひとつ)」
「(…卒業までに)」




零と妖と話す2人の想い人を
力強く瞳に移し、それぞれ塊と翔は
決意を固めた。




「「(卒業までに、愛花/理央奈ちゃん
に告白しなきゃ！！)」」




期限は卒業まで…
それまでに自分の想いを告白
せねばならない、とぐっと
拳を握った。



「ところで勉強進んでる？受験勉強」
「まだ手つけてねぇ」
「私もなのだ！」
「しなさいよ…」



そんなことも露知らず、4つ子は
呑気に妖と零と駄弁っていた
果たしてこの恋は叶うのか？
そして零と薫
妖と琉絵の2人は
いつくっつくのか？


…受験の時は、近い…