スキー教室から…
塊の口滑らし告白から2日がたった
塊はと言えば………



「………はぁあ………あー…」



目の下に隈を作ってでかい欠伸をすると
ほほつえを着いてぼー…と考え込む




「(…ここ最近全く寝れない)」




口を滑らせて告白をかましてから
悶々と考え込んで悩む夜が続いて…
寝ようにも寝れずに寝不足になっていた
勉強も何もあまり手につかずに
ぼー…とする日が続いており
腕組のメンバーも塊の様子のおかしさに
首を傾げていた。




「……はぁ」

「塊の奴スキー教室から帰ってから
なんか様子がおかしいな」
「元気がないって言うか…
ずーっとぼやぼやしてる」
「目の下に隈作っちゃってまぁ…」
「何かあったのかな」




塊の様子に疑問を持った進が
塊の元に歩み寄ると塊の
肩を揺らしながら問う。




「なぁ塊、最近どうしたんだ？」
「………」
「塊」
「………」
「塊っ！！！」
「はっ！！は、なんだ！？」




声をかけても反応のない塊に
大きな声で耳元で名を呼ぶと
ようやく塊は進に気がついた。




「最近どうしたんだ？元気がないぞ」
「あ？あー…うん、悪い」
「「………」」




軽く返事だけしてまたため息をついて
そっぽを向く塊にやはり何かあったのだ、
と察してメンバー達は目を合わせた




「………ハァ」
「おはよー……………あ、」
「！っあ、」
「…………お、はよ」
「…おう、」




するとちょうどそこに愛花が
登校してきた
塊は愛花の声に反応し
顔を上げる、と愛花も
塊に気がついたが気まずそうに…
でも、頬を赤くして…塊から
目を逸らして塊もその様子を見て
一瞬辛そうにすると目を逸らし…




「！…もしかして」
「愛花ちゃんとなんかあったな？」




そしてようやくメンバー達は
塊と愛花の間になんかあった
のだと察して…




「休み時間あたりに、話聞こう」
「うん」