スキー教室も何日かたって
最終日…朝から張り切る一行であった



「どぉ？少しは上手くなった？」
「私はダメダメ、体の節々がいたんで」
「そーね、塊に教えてもらったからー」
「あたしは全然楽しんでる！」
「私は逆に教える側ですけどね」
「うー、あたしも上手くなったと思うの」




愛花と琉絵は
それぞれ、塊と妖にスキーを
教えてもらい上達し
薫はこの間奇面組と
唯と千絵とスキーを楽しみ
理央奈はといえば鳥雄と翔に
スキーと教えていた。



「さぁそろそろスキーに馴染んできた
所だろう、今日は存分に成果を見せて
もらう！上級者クラススタート！」
「「おう！」」



石差先生の言葉にスタートしたのは
邪子と妖と塊だ



「パラレル・ターン！」
「ステップ・ターン！」
「ジャンピング・ターン！」

「さすが上級者クラス色んなターンを
こなしますね」

「ねー、やっぱすごいねぇ」
「本当に」



色んなターンをこなす3人にさすがだ、と
愛花と琉絵は
改めて上級者クラスの彼らを見直した




「よーし上級者クラスは申し分無し！
向こうで滑ってよろしい！」
「そう来なくっちゃ」
「次は一気に飛ばして初心者クラス！
滑走初め！！」



そして次は奇面組の番だ



「平地歩行！」
「平地滑走！」
「開脚登行！」
「階段登行！」

「よし、その辺でやめとこう！」
「だぁっ！？」



零の番は華麗にすっ飛ばされて
石差先生は苦笑しつつ奇面組に声をかける




「あーなかなかよかったぞ、
この分ならじきスキーと友達に
なれるだろう」
「いやー！ここまで来れたのは
先生のおかげです！」
「おバカ」