『第1組まもなくスタートです
実況は私伊狩増代がお送りします
用意！！』



ドォン！！と、ライカンピストルの
音が響き一斉にペアが走り出す
見事な呼吸で飛び出してきたのは…？




『見事な呼吸で飛び出しただいま
1番をキープしているのは…
似蛭田妖、西園寺琉絵ペアです！
全く他の追随を許しません早い早い！』




以外にも1番をキープしているのは
妖と琉絵であった
妖が琉絵の呼吸と走りに
合わせることで1番をキープしている
様子であった



「うーし、このまま1番キープすんぞ！」
「うん！」



仲も呼吸もピッタリで
1番をキープする妖と琉絵
どこか心から思い合う2人だからこそだろう



『さてその後を追いますのが
切出翔、西園寺理央奈ペアです！』




次におうのが意外にも翔と理央奈だが




「ちょっと！！なんですこの手！！
離れて走ってください！！くっつかないで！！」
「そんな無茶言われたって、いでで！！」




理央奈は未だに翔と距離を離して
手で翔を抑えながら走っていた
それでもコケないのは彼女が翔と
呼吸を合わせているからだろう
器用なことができるものだ




『くっつかずに走るという何とも
器用な走りを見せる切出翔、
西園寺理央奈ペア
そしてお次は何故か笑いながら走る
冷越豪、宇留千絵ペア！』



そしてその後をおうのが
豪のすね毛が擦れてこしょばいのか
笑いながら走る千絵と平然としている豪



「ぎゃははは！すっ、すね毛が擦れて
きしょくこちょばゆい！！ぶははっ！！」



『…おや？まだ2組ほどスタート地点に残っていますどうしたんでしょうか
雲童塊、西園寺愛花ペアと
一堂零、西園寺薫ペアです』