夏の水族館デートの巻
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結局理央奈はラッコの小さな
マスコットが着いたストラップを
購入してスマホに着けていた
チャリ、とスマホに着いたラッコの
ストラップを見て微笑んだ
「…ね、理央奈ちゃん」
「はい」
「…俺とのデートさ、いい夏の思い出になった?」
恐る恐る、と言った様子で問う
理央奈は翔の質問に
目を瞬かせると少し間をおいて答えた
「…まぁ、なりましたよ」
「!!本当?……良かったぁ」
その言葉が聞きたかったんだ、と
翔はほっとしたような様子を見せた
そしてふとラッコのストラップを見て
自分が購入したものを思い出して
ズボンのポケットを探る。
「あ!そうだ…」
「ん?」
ゴソゴソ、と探って翔のズボンから
出てきたのは…水族館のお土産コーナーの
袋に入った小さな何かであった
翔は手のひらサイズのそれを
理央奈の手に乗せた
「なんです?これ」
「開けてみて」
首を傾げながら理央奈が
その袋のテープを剥がして手のひらの
上へ出してみると…
「!…ヘアゴム…?」
中身は半球モールドで作られた
レジンのヘアゴムであった
青々とした海を演出した
グラデーションの中には
小さなイルカやヒトデや貝殻が
入っておりキラキラと輝いていた。
「…これ、どうしたんですか翔さん」
「今日、デートに付き合ってくれた
お礼だよ!ほら、よく三つ編みしてるから
どうかなって…」
理央奈はそのヘアゴムを
きゅ、と大事そうに握りしめると
翔に微笑んで礼を告げた
「…ありがとう、ございます…嬉しいです」
「!!!」
「(で、デレた!!)」
理央奈がデレたことに驚きつつも
嬉しく、照れくさくもあった
でも何よりも…
「喜んでもらえてよかったよ、
つけて貰えると嬉しいな」
「…まぁせっかく買ってもらったので」
理央奈は翔に貰ったヘアゴムで
早速ハーフアップにしていた髪を
解くと貰ったヘアゴムで結び直した
「……どうです?」
「………似合ってる…可愛い」
「またお世辞をどうも」
「お世辞じゃないよ」
初めて、デレた所を見られた
初めて、デートできた
初めて、楽しそうな笑顔を見られた
「(確実に縮まったよね、俺と彼女の距離感)」
距離感は確実に縮んだ夏の日の思い出であった
「あ、もう出ましたし手離してください」
「もうちょっと握ってたいな」
「出るまでではなかったですかね」
…縮まったのか?
マスコットが着いたストラップを
購入してスマホに着けていた
チャリ、とスマホに着いたラッコの
ストラップを見て微笑んだ
「…ね、理央奈ちゃん」
「はい」
「…俺とのデートさ、いい夏の思い出になった?」
恐る恐る、と言った様子で問う
理央奈は翔の質問に
目を瞬かせると少し間をおいて答えた
「…まぁ、なりましたよ」
「!!本当?……良かったぁ」
その言葉が聞きたかったんだ、と
翔はほっとしたような様子を見せた
そしてふとラッコのストラップを見て
自分が購入したものを思い出して
ズボンのポケットを探る。
「あ!そうだ…」
「ん?」
ゴソゴソ、と探って翔のズボンから
出てきたのは…水族館のお土産コーナーの
袋に入った小さな何かであった
翔は手のひらサイズのそれを
理央奈の手に乗せた
「なんです?これ」
「開けてみて」
首を傾げながら理央奈が
その袋のテープを剥がして手のひらの
上へ出してみると…
「!…ヘアゴム…?」
中身は半球モールドで作られた
レジンのヘアゴムであった
青々とした海を演出した
グラデーションの中には
小さなイルカやヒトデや貝殻が
入っておりキラキラと輝いていた。
「…これ、どうしたんですか翔さん」
「今日、デートに付き合ってくれた
お礼だよ!ほら、よく三つ編みしてるから
どうかなって…」
理央奈はそのヘアゴムを
きゅ、と大事そうに握りしめると
翔に微笑んで礼を告げた
「…ありがとう、ございます…嬉しいです」
「!!!」
「(で、デレた!!)」
理央奈がデレたことに驚きつつも
嬉しく、照れくさくもあった
でも何よりも…
「喜んでもらえてよかったよ、
つけて貰えると嬉しいな」
「…まぁせっかく買ってもらったので」
理央奈は翔に貰ったヘアゴムで
早速ハーフアップにしていた髪を
解くと貰ったヘアゴムで結び直した
「……どうです?」
「………似合ってる…可愛い」
「またお世辞をどうも」
「お世辞じゃないよ」
初めて、デレた所を見られた
初めて、デートできた
初めて、楽しそうな笑顔を見られた
「(確実に縮まったよね、俺と彼女の距離感)」
距離感は確実に縮んだ夏の日の思い出であった
「あ、もう出ましたし手離してください」
「もうちょっと握ってたいな」
「出るまでではなかったですかね」
…縮まったのか?