惚れさせるつもりが返り討ちの巻
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そしてその次の日……珍しく
理央奈はたった一人で帰っていた
「…一人で帰るのは久々ですね」
校門まで差し掛かり通ったその時…
また聞き覚えのある声が聞こえた
「今帰り?理央奈ちゃん」
「はい?…………また貴方ですか
今度はなんです?逆恨みになんかしようと?」
「や、やだなぁ女の子にそんな事しないよ!!」
わたわたと弁解して改めて
カッコを付け直すと理央奈の
前へ立ち直す
彼の目的は一つ
「(色男組リーダーとして、やなイメージ
持たれたまんまで終わるのは許されない!
惚れさせてみせるさ!!)」
「理央奈ちゃんと真っ当に
デートしたくてね…駄目?」
「嫌です絶対に」
「(即答…………)」
この誘いに乗らなかった女は
唯しかいなかったのに、と翔は
口の端をヒクつかせた
しかし負けるか、と理央奈に向き直す
「す、少しでも一緒にいたら俺の
いい所分かるんじゃないかなーと」
「んなとこあるんですか顔以外に」
「んぐっ…」
「貴方は私のタイプと違いますので
誘いには乗りませんよ」
「た、タイプ!?そのタイプって一体…」
また帰ろうとする理央奈を止めて
彼女のタイプを聞く翔
理央奈は足を止めて
振り返り、ふわりと微笑んだ
「…私のことを容姿だけじゃなくって
中身まで愛してくれる男性です
…そうですね、努力をする男性が」
「……!…………」
夕日に照らされ、風に理央奈の
髪がなびいて理央奈の姿が、
翔の目にやけに輝かしく見えた
理央奈はそのまま背を向けて
帰って行った…………そして一人残された
翔だったが………
胸元の学ランをぎゅ、と握りしめて
顔を赤くさせていた
「な、なに、なんだよ……………
他の女の子にこんな想いした事ないのに!!」
くしゃり、と前髪をかきあげて
赤い顔を隠すようにして下を向く
「胸がうるさいし、あの子の笑顔が
離れない…なんでこんなに
意識してるんだよ〜なんだこれ〜!!
これじゃあまるで俺があの子を好きになったようじゃ、」
そう言おうとしてピタリ、と止まり…
その正体に気がついて軽く笑いが出た
「は、はは…………………どうしよう」
色男組のリーダーである自分が
デートを取りつける目当ての女の子に
返り討ちにあって本気で惚れてしまったなんて
「……どうすんだよ〜…」
理央奈はたった一人で帰っていた
「…一人で帰るのは久々ですね」
校門まで差し掛かり通ったその時…
また聞き覚えのある声が聞こえた
「今帰り?理央奈ちゃん」
「はい?…………また貴方ですか
今度はなんです?逆恨みになんかしようと?」
「や、やだなぁ女の子にそんな事しないよ!!」
わたわたと弁解して改めて
カッコを付け直すと理央奈の
前へ立ち直す
彼の目的は一つ
「(色男組リーダーとして、やなイメージ
持たれたまんまで終わるのは許されない!
惚れさせてみせるさ!!)」
「理央奈ちゃんと真っ当に
デートしたくてね…駄目?」
「嫌です絶対に」
「(即答…………)」
この誘いに乗らなかった女は
唯しかいなかったのに、と翔は
口の端をヒクつかせた
しかし負けるか、と理央奈に向き直す
「す、少しでも一緒にいたら俺の
いい所分かるんじゃないかなーと」
「んなとこあるんですか顔以外に」
「んぐっ…」
「貴方は私のタイプと違いますので
誘いには乗りませんよ」
「た、タイプ!?そのタイプって一体…」
また帰ろうとする理央奈を止めて
彼女のタイプを聞く翔
理央奈は足を止めて
振り返り、ふわりと微笑んだ
「…私のことを容姿だけじゃなくって
中身まで愛してくれる男性です
…そうですね、努力をする男性が」
「……!…………」
夕日に照らされ、風に理央奈の
髪がなびいて理央奈の姿が、
翔の目にやけに輝かしく見えた
理央奈はそのまま背を向けて
帰って行った…………そして一人残された
翔だったが………
胸元の学ランをぎゅ、と握りしめて
顔を赤くさせていた
「な、なに、なんだよ……………
他の女の子にこんな想いした事ないのに!!」
くしゃり、と前髪をかきあげて
赤い顔を隠すようにして下を向く
「胸がうるさいし、あの子の笑顔が
離れない…なんでこんなに
意識してるんだよ〜なんだこれ〜!!
これじゃあまるで俺があの子を好きになったようじゃ、」
そう言おうとしてピタリ、と止まり…
その正体に気がついて軽く笑いが出た
「は、はは…………………どうしよう」
色男組のリーダーである自分が
デートを取りつける目当ての女の子に
返り討ちにあって本気で惚れてしまったなんて
「……どうすんだよ〜…」