それぞれデュアライズしたリアラとナイツは
ナイトメアへと飛び込んだ…
辺りを見回していると、すぐ目の前に
希望のイエローイデアが現れた。



「希望のイエローイデア！」

「愚者共に希望の光など無用…
貴様らにあるのは絶望と後悔のみだ…」




イエローイデアを取ろうとするが、
それを阻むかのようにワイズマンが現れ
ナイツとリアラは声を荒らげた。




「「ワイズマン、貴様！」」
「フッ、随分と殺気立っているようだが
貴様ら…我と刺し違えるつもりか？」




ワイズマンはふっ、と馬鹿にしたように
笑う仕草を見せると…

残酷な史実を告げた




「創造主である我を滅ぼすということは
ナイトメアの全てを消し去るという事…
つまり…貴様らの存在も消滅することとなるのだぞ…」
「「っ、！？」」




ワイズマンのその言葉に
ルアとアイは絶望した
…心から愛するナイツが、リアラが…

消える…？

しかしそんな言葉に怖気付く事も
せずにリアラとナイツは叫ぶ



「そんな事は貴方を裏切った時から覚悟の上！」
「行くぞワイズマン！」
「貴様は良くてもビジター共は違うらしい…」
「「！？」」




その言葉にナイツとリアラが振り返る、と…
そこにはデュアライズが解けた
ルアとアイが
真っ青な顔で立ち尽くしている姿




「そんな…いや、嫌よ…！ナイツが消えるなんて…
私にはできない！！無理よ！！」
「やだ、やだよ…！リアラが消えるなんてやだ…！
だったら私、イデアなんて…！」




絶望し叫ぶ2人に、ナイツとリアラは
2人の前に降り立った。




「ルア…しっかりしろ、お前の夢を守るんだろ」
「アイ、行けないよそんな事…
君が犠牲になることは無い」
「っ、だって！！ナイツ！！私あなたを
失いたくないの！！」
「リアラが無事なら私どうなってもいいの！！
だからリアラ、」

「ルア」

「アイ」




それぞれ、ナイツはルアの手を
リアラはアイの手を包み込んで
優しく語りかけた。




「大丈夫、信じる気持ちがあれば
きっとまた出会える」
「私たちの言葉を信じてくれ」

「「…ナイツ、リアラ…」」




2人は手をさし伸ばした。





「「さぁ、行こう！私/俺たちの勇気を見せてやろう！」」
「「…っ、」」




ルアとアイは
ぐっ、と涙をこらえて…
その手を取った。




「「…うん！」」




これが、最後のデュアライズだ
そう心に刻みつけながら…

4人は、創造主ワイズマンに立ち向かう。